この記事を書いているタイミングがちょうどクリスマスのイルミネーションがキラキラ綺麗な時期と重なりました。
年に1度しかイルミネーションはないので、この時期になると街の景色がパッと華やかになってとても綺麗です。
今回は、ドゥオーモ広場から徒歩1分のところにある、見るだけでもとても楽しいミラノらしい店舗や新しくオープンしたお店など4店舗をご紹介します!
この4店舗はそれぞれ徒歩50歩の距離に密集していて、50mのストリートに収まるほどのご近所さん。 フラフラ歩いてあっちをみて、こっちをみて、食べて、お土産も買えて、、、ミラノらしさを満喫できる通りでもあります!
ミラノのドゥオーモ広場から徒歩1分の路地裏へ
ドゥオーモ広場に着いたちょうど夕暮れ時、月がバックに見えていてすごく綺麗でした。
クリスマスツリーもミラノの祝日サンタンブロージョの日である12月7日よりイルミネーションも点灯されます。
ドゥオーモ広場を背にしてトリノ通りに向かうと、急にポピュラーな繁華街になります。
ZaraやH&M、ヴィクトリア・シークレット、フット・ロッカーなど世界各地で展開されている大手やイタリア国内で展開している人気チェーン店が並ぶ通りで、ここに無印良品もお店があります。
イメージとしては、渋谷の雰囲気に近く若い層が集中するStreetのイメージでしょうか。
他のドゥオーモ地区のと違い、若者が多く行き交って混雑しています。
そんなトリノ通りに入ってすぐ、路地裏に入るとスパダーリ通りになります。人通りの多い通りから一気に落ち着いた雰囲気の通りに様変わり。 表通りと違って観光客の数がグッと減ります。
路地裏と言っても、道幅が急に狭いとか治安が悪いわけではないのでご安心くださいね!
このスパダーリに3店舗、そして、次の角を曲がったヴィクター・ヒューゴ通りに1店舗ご紹介したいお店が並んでいるのでご紹介いたします!
セレブなミラネーゼのグルメ御用達の店<ペック Peck>
アドレス:Via Spadari, 9 スパダーリ通り9番
創業1883年の高級食料品店は、イタリア国内の厳選された最高品質の食材を揃えているお店です。 ペックの店舗の食材はオリジナルブランドほとんどです。
1階には 生鮮食品やガラスケースのカウンターに陳列されているデリを中心に、テイクアウト用のいかにも美味しそうなイタリアンのお惣菜やデザート類やコーヒー紅茶などが美しく並んでいて、中央にはバールがあり、軽食やコーヒータイムが楽しめるスペースもあります。
地下はワイナリーになっておりイタリア中の美味しいワインが一堂に集まる貯蔵庫になっています。 ワイン好きな方にはたまらないです!
そして2階はレストランスペースとなっており、お食事も楽しめるようになっています。
グルメな観光客もいますが、メインはセレブのミラネーゼ。常連客が多く、店員さんと和やかに会話を楽しみながら見るからに高級なお惣菜や食材を購入する客で賑わっています。
これまでは店内の写真撮影が頑なに禁止されていましたが、チョコレートの撮影はOKを頂きましたので控えめに撮影してみました。笑
ペックは世界中に店舗がありますが、海外で初出店したのは1986年日本橋の高島屋さんです。今では、シンガポールや韓国にも展開しています。
全国の高島屋さんのうち16店舗にペックがあるそうなので、ご存知の方はぜひ本店にも一度足を運んでいただけたらと思います。
期間限定?ペストリー<エリセンダ Elisenda>
アドレス:Via Spadari, 4 スパダーリ通り4番
こちらは2021年11月下旬にオープンしたペストリーは、イタリア国内スーパーマーケットの最大手の1つ”エッセルンガ”が開発しました。
監修を務めるのは、ミシェラン3星レストラン<ダ・ヴィットリオ Da Vittorio>のシェフであるチェレア兄弟。
高級菓子に特化した、新商品を開発し”エリゼンダ”というブランドを立ち上げたんですね!
クリスマス限定期間なのかもしれませんが、噂を聞きつけたマダムたちで賑わっていました。マカロンやティラミス、パネットーネ、マロングラッセなど種類も豊富でしたよ!
バルサミコ酢専門店<ボッテーガ・ジュースティBottega Giusti 1605>
アドレス:Via Spadari, 6 スパダーリ通り6番
こちらはニューエントリー。 以前はここにバールがあったのですが、バルサミコ酢メーカーでトップのコンセプトストアが誕生しました。
(筆者が訪れた前日の2021年12月14日にオープンしたばかり)
1605年創業のモデナに本社のある歴としたバルサミコ酢のメーカー。(今現在は17代目)
世界中でバルサミコ酢の人気も年々上がってきており、2019年のデータによると、モデナにあるジュースティのバルサミコ・ミュージアムには2万5千人もの来場者があるほど。
イタリアの情報を世界に発信するミラノにコンセプトストアがオープンされるのも納得です。
熟成期間が1年ものから100年ものまでバリエーションも豊富にあるので、テイスティングも今後は展開されると思います。これからが楽しみなショップさんですね!
創業100年以上 マロングラッセの老舗<ジョヴァンニ・ガッリGiovanni Galli>
アドレス:Via Victor Hugo, 2 (発音:ヴィーア・ヴィクトーr・ウーゴ, ドゥーエ)
最後にご紹介するお店は1911年創業のマロングラッセで有名なガッリです。
創業当時からミラノのドゥオーモ周辺に2店舗営業し、店構えもそのまま、マロングラッセやプラリネチョコのレシピも添加物など一切使用しない、伝統を守り続けられた手作りです。
筆者もここのマロングラッセのファンで時々、自分ご褒美用やプレゼント用に購入しますが
今回もなかなかに混んでいました。
個人的な感想になってしまうのですが、日本の高級和菓子を食べるような感覚でほっこりする優しく、そして一粒がとっても大きいのが特徴です。
日本人のグルメ通な方も購入される方が多く、店員さんもそれをよくわかっていて
日本へ持っていくと伝えれば一粒一粒が包装された3週間保存可能なマロングラッセを用意してくれます。
ガラスケースの包装されていない方は5日以内に食べてくださいと言われた覚えがあります。
ショーウィンドーのデコレーションもどこか昭和感?が漂っていて、老舗らしさが伝わってきます。
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路地裏にある4店舗をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
イタリア食材が好きな方にはおすすめのStreetです。
見るだけでも楽しめますし、ぜひお立ち寄りください!
この通りから徒歩1分でドゥオーモに戻れますが、スフォルツェスコ城に向かって1分歩けば
スタバロースタリー店もあるのでカフェもできます!
スタバロースタリーの記事はこちらから
最後までお読み頂きありがとうございました!