前回は、現地で少しでもストレスフリーで食事を楽しんでいただけるよう予備知識編をご紹介いたしました。
イタリアはたくさんの小国が連なっていた歴史があり、各地で独自の名物料理が生まれました。
現在は20の州がありますがパンの種類も各州で違いがあったり、パスタの種類も利用する食材も似ていたり違っていたり、イタリア料理と一括りの中でも似て非なるものがあるので各地での食べ歩きは本当に楽しいです!
イタリアにいらっしゃった時はぜひ各地の郷土料理をぜひ楽しんでくださいね!
現地ではホテル先や、観光案内の方、お土産を買ったお店、、、とにかく地元の方におすすめのレストランを聞いてください。 特に地方だと、喜んで自慢の郷土料理が味わえるお店を教えてくださいます!
今回はミラノにフォーカスしてミラノのライフスタイルから食事をどういう風に楽しんでいるのか。
そしてミラノでの食の楽しみ方をご紹介できればと思います!
ミラノで食べるイタリアンとは?
他の都市ですと、あっちもこっちも自慢の1品は郷土料理という店が多いですが
ミラノはちょっと特殊でミラノの郷土料理のみを味わえる店の比率は全体的に低く、
・ トスカーナやサルデーニャなど地方料理を専門にした店
・ ミシェラン一つ星を獲得している気鋭シェフの技で新しいモダン・イタリアンの味覚を味わえる店
・ シェフが拘ってイタリア中から美味しい食材を集めたイタリアンを味わえる店
・ イタリア中から新鮮な魚介を仕入れた魚介専門のイタリアンの店
そのほかオーガニック系、おしゃれ系、人気シェフのイタリアンの店などなど、、、
同じイタリアンでもいろんなジャンルのお店があるのが都会らしい傾向です。
ミラノで行きたいお店は予約がベター!
人気のお店は予約は1ヶ月前から受け付けているとこが多いです。
もちろん人気の店だと電話すらかからないところも。こういった場所は電話の線を抜いているという噂まで流れるほど電話が繋がりません。私の場合、そういった予約困難なレストランへは3週間前にレストランへ直接行って現場で予約をします。笑
どうしても行ってみたいお店が昼夜営業している場合は、いっそのことランチが狙い目。
ランチだと、予約なしでも入れる可能性があります。
貸切されていたら入れませんし、ランチでも予約が必要なお店などもありますのでお決まりのレストランがあれば事前のチェックは欠かさずに行ってください♪
人気店や高級な店であってもサービスがいいとは限らない!
人気の店に限って夜だけの営業しかしないお店も意外と多いです。
それから、人気の店ほど夜の予約枠が19:30から(前半)と21:30から(後半)の2部交代制になっているところもあります。
ひどい時には19:30に入店して、オーダーしてもなかなか料理が来ず、挙げ句の果てには
21時をすぎると早く帰れと催促されてしまうこともあります。
人気店のため、注文も多く、人の出入りも多いのでずるずると時間が過ぎていくからでしょうね。
これは庶民的な店でも高級レストランでも想定内の話です。
5人以上でお酒を楽しく飲みながらゆっくり食事したい場合には2時間の制限枠での食事は全く間に合わないのでお勧めしません。
どうしても行きたい場合は後半戦で21時半以降に予約してゆっくりと楽しむ方が得策です。
人気店はもちろん21時半以降の後半枠から埋まっていきますので、予約はお早めにどうぞ♪
ミシェラン星付きレストランはランチが穴場?
ビジネスでの会食やグルメが大好きてレストランで料理を楽しむのが旅のメインの方、家族の記念日など特別感が欲しい方以外は、ランチに行くのもいいですよ!
理由は
1、ランチだと予約しなくても比較的空いている確率が高い。(予約すると尚よし!)
2、コースを頼んだとしても昼に食べるので暴飲暴食のまま翌日に持ち越さない。胃の負担を減らせる。(夜ご飯を抜いてちょうどいい場合も。)
3、ビジネスランチコースがある場合は、リーズナブルにモダンイタリアンを味わえる。
4、昼間なのでボトルワインをオーダーしないてグラスワインでも十分堪能できる。
5、コースのディナーだと、6皿~8皿を食べ終わるのに、1皿づつ運ばれるため食事の時間が長くかかって、結局食べ終わるのが夜の23時はすぎ、24時近くなることも。ここまでくると時差ぼけなどの影響で睡魔との勝負になるかも。
6、レストランからの眺めがいい場合は、夜だと外が真っ暗で景色が楽しめない場合も。昼の方が意外と景色も楽しめる場所もあります。
ミシェラン星付きレストランでディナーコースをお考えの場合はランチは少なめに摂り、少なくとも夕方5時にはホテルに戻って一休みしてから向かってください。
翌朝もなるべくゆったりできる日を選びましょう!
イタリアンを現地で美味しく食べるコツ!
胃が疲れたと思ったら無理はしない!です!
1日3食イタリアンを食べ続けていると、どうしても胃に負担がかかります。
おうちご飯と違って、外食続きだとお野菜の摂取量も減りますし、食事もどうしてもこってり、味が濃いなど、胃腸に負担がかかる要因はいっぱい。
すでにフライトの長旅と時差ぼけで身体は疲れていますし、1日中観光して普段よりも歩きまわり、初めての場所は緊張もしていて体力疲労も思っている以上に負荷がかかっているものです。
ランチにしっかりおいしいものを食べて、夜はライトな日を旅行の間に1、2日設けてもいいかもしれません。
その日の体調、コンディションと相談しながら無理なく旅行を楽しんでくださいね!
ディナーの服装はエレガントじゃなきゃダメ?
つい5、6年前まではレストランに行く場合は、みなさんエレガントな格好でビシッと決めて食べに行くのが主流でしたが、今はどちらかというとストリート系を織り混ぜたファッションでレストランへ出かける人も増えました。
ついこないだまで夜は女性はハイヒール12cmが当たり前な風習があったのが嘘のようです。笑 時代の変化、流れですね。
ドレスコードが決まっているのはごく一部の高級レストラン(ミラノの場合はマンダリンオリエンタルのSetaセータなど)と思っていただけばいいでしょう。
イタリア人はディナーは楽しむもの。 ディナー前にシャワーを浴びて着替えて、メイクをお直しして、ディナーのためにオシャレを準備する人が多いです。
ディナーの前にちょっと一休みしてナイトライフに備えると言った方がいいかもしれません。
基本パリピタイプなのでお祭り騒ぎが大好きですし、人生を楽しむのが得意なイタリア人らしい生活習慣ですね。 ぜひ、オシャレも食事も楽しんでください♡
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ミラノ流食事の楽しみ方はいかがでしたか? 日本と違う部分もあったかもしれません。
とにかく旅行中は胃腸の管理がとても大事なので、ぜひご自身のお体と相談しつつ無理なくお食事を楽しんでくださいね!
では、次回は 飲食店の分類と相場(価格帯)についてご紹介していきたいと思います!