ミラノからパヴィア修道院へアクセス方法は?日帰りおすすめぶらり旅

特集

ミラノ観光や出張でいらっしゃる方から、お問い合わせを受ける内容で意外と多いのが、

『ミラノからおすすめの日帰り旅行』です。

→ ミラノ観光も十分満足したからフラッと、他の街に行きたいけど近場でどこかありません?

→ 1日自由時間ができたから、ミラノから日帰りでどこか観光行けるところはないですか?

確かに、連日移動の旅は体力も気力も大変ですし、かといってミラノばかりもちょっとつまらない・・・。

ミラノから電車で1~2時間くらいのところまででしたらなんとか日帰りも可能な距離ですもんね。

と、いうことで今回はぶらり旅にピッタリなロケーションで、ミラノから30km離れた「パヴィア修道院」をご紹介いたしますね!

ミラノ黄金期に建てられた美しいパヴィア修道院について

パヴィア修道院のエントランスから

パヴィア修道院(Certosa di Pavia チェルトーザ ディ パヴィア)は、1396年に建設開始され、1507年に竣工しました。

パヴィア修道院が建設された時期がちょうどイタリア各地の小国が最も栄えたルネッサンス期と重なり、ミラノも最も華やかな黄金時代の象徴でもあるかのような豪華な建物です。

13〜15世紀前半までは貴族家系のヴィスコンティ家がミラノ公へ、そして15世紀後半から16世紀前半はスフォルツァ家がミラノを統治しました。

もともとヴィスコンティ家の領地で狩をする場所であった地域に修道院を建設することを決め、あのレオナルド・ダ・ヴィンチのパトロンとして、最後の晩餐を依頼したので有名なルドヴィーコ・マリーア・スフォルツァ(あだ名は肌が黒かったのでIl Moro イル・モーロと呼ばれる)も継続してこの修道院建設を受け継いて完成したのです。

ゴシック建築の教会内

黄金期のミラノにはダ・ヴィンチだけではなく優秀な人々が集まるほどの権力と資金があったのでしょうね。多くの建築家、そして彫刻やフレスコ画など当時第一人者として活躍していた芸術家達の傑作が詰まった修道院でもあります。

パヴィア修道院の見学は神父がガイド役で同行!

教会に入ると中には鉄の扉が

パヴィア修道院の教会の中はゴシック建築(ヨーロッパ中世の建築様式)で、奥には鉄の扉で仕切られています。 扉の前には内部見学を待つ人たちでいっぱいです。

そう。このパヴィア修道院は一般開放しているのは入り口から中庭と教会の半分までなんです!

今現在もシトー会の神父が自給自足で生活をしていらしゃるそうで、開場時間30分毎に神父が修道院内を案内してくれるんです。入場料はなく、謝礼として退場の際に神父の持っている籠へ献金するシステムも珍しいです!

見学ルート。まずは教会内の祭壇や霊牌など

礼拝堂の門の上にもキリストが

ツアーは約1時間で、神父がイタリア語で案内しながら見学が可能です。教会の主祭壇から回廊、当時の食事場所、そして祈りを常に捧げられるように割り当てられた聖職者の居住場所などを順番に神父に従って見学をしていきます。

私が参加した時は、週末ということもあり50人以上の集団でした。 人も多くて聞き辛かったので、集団の後ろで写真を撮っていましたが、特に注意も受けませんしイタリア語がわからなくても問題ないです!

主祭壇

主祭壇もとても豪華でした。木材で作られた席は、聖職者や聖歌隊が着席できる折りたたみ式の椅子が備えられています。

ヴィスコンティ霊牌

修道院設立者でミラノ公だったGian Galeazzo Visconti(ジャン・ガエアッツォ・ヴィスコンティ)の霊牌も美しい彫刻です。

修道院建設継続を誓ってくれた、ルドヴィーコ・イル・モーロご夫妻の霊牌は撮影禁止でした。(残念!)

美しい屋外の回廊や食事室へ移動

パヴィア修道院の小回廊教会の見学が終わる屋外へ出て小回廊へ案内してくれます。 中庭は普段は美しく手入れをされているようですが、私が行った2021年5月はコロナ禍の影響でなのか、植物はありませんでした。

この回廊のアーチ部分などにある彫刻やフレスコ画も美しく、なんといってもここから見える教会の外側の建築の美しさにも圧倒されます。

食事室の最後の晩餐

食事室の壁画にはオッターヴィオ・セミーノによる最後の晩餐が描かれています。

大回廊は聖職者のアパートが並ぶ

そして大回廊が見学最後のスポット。 こちらでは、聖職者が生活をしている住居が25軒ほど連なっているんですが、うち3軒を自由に出入りして1階部分のみ見学することができます。 当たり前ですが独り住まい用でリビング、書斎、2階にはおそらく寝室があるのでしょう。コンパクトながらも中庭もあって住みやすそうな空間でした!

ここで解散して、神父に拝観料をお渡ししてお礼を伝えて修道院出口へ向かいます。皆さん金額はバラバラでしたが、5ユーロ〜10ユーロが相場のようです。お釣りくださいとは神父に流石に言えないので、お札は事前に準備して行ってくださいね!

お土産にはハーブティーがおすすめ!

そして、見学をし終わったら出口を案内されて帰るのですが、一角に美術館(別途料金)とショップがあります。

このショップには、修道院の歴史的流れで、農作業なども修行の一貫であったのか、ハーブや蜂蜜などを扱った食品が置いてあります。

イタリアには、Erboristeria(エルボリステリーア)薬草専門店というのがあるんですが、元々東洋の漢方のように薬草を調合しハーブティーとして飲む習慣が古代ギリシャ時代からありました。

教会や修道院などでもハーブを生産し、調合して販売していたところが多いです。このパヴィア修道院で最も人気なのが、ハーブティーでございます!

真空パックのハーブティー

販売されているのが1袋250gの真空パック。日本の緑茶のようにティーパックに入っていないタイプです。

ハーブのマリアージュも10種類ほど揃っているんですが、
種類はテーマ別で、消化促進・リラックス・デトックス・不眠の改善・便秘解消・リフレッシュ・コレステロール値を下げるなど様々。

各種に13~20くらいのハーブ種をミックスされていてものすごく香りが豊かです。

豊かな香りで濃厚なハーブティーのおすすめされている飲み方は、お湯を挿れて蒸らす時間は約20分!! 茶葉は少ない量でも十分なのかもですね!

ここのハーブティーは私も大好きでとっても美味しいですよ!
1袋100g 5ユーロなので、お土産にもおすすめです! 

販売されているのは主にハーブティーですが、そのほかにも蜂蜜やハーブのリキュール、そしてちょっとだけお土産グッズが売ってありますので、ぜひ覗いてみてくださいね

パヴィア修道院アクセスなど

開場時間

一般開場
4月 – 9月: 9.00 – 11.30 / 14.30 – 18
10月 – 3月: 9.00 – 11.30 / 14.30 – 17

修道院内の美術館は木・金・土・日のみ。
開場時間は月や季節で変更があるのでウェブサイトで確認ください。http://www.museo.certosadipavia.beniculturali.it/index.php?it/240/orari-di-apertura

ミラノ近郊電車 S13番線を利用

Pavia行き。終点の1個手前 Certosa di Paviaで下車です。
30分毎に1本運行。

S 13番線の停車するミラノ市内の駅は、北からポルタ・ガリバルディ駅/ レプッブリカ駅/ ポルタ・ベネツィア駅/ Dateo/ ポルタ・ヴィットーリア駅/ ロゴレード駅がありますので、宿泊先から便利な最寄り駅を探して乗車ください。

所要時間はポルタ・ガリバルディ駅からだと約40分、ロゴレード駅からだと約20分となります。

料金はミラノ市内からいづれも3,60ユーロです。
Certosa di Paviaで下車して、修道院まで徒歩で約20分です。 周りはなにもありません!街中を歩くわけではなくて、田舎を歩きます。

車・タクシー

ミラノ市内から車で40分ほど。高速に乗っていくパターンもあります。 実はミラノから旧街道を通っても行けるんですよ! 運河はパヴィア修道院の街も横切り、ティチーノ川まで繋がっているので、ずっと運河沿いを走るドライブになります。

タクシーの場合は料金は約55ユーロ(約30km)前後です。 ミラノ市内からタクシーもつかまりやすいですが、帰りはパヴィア修道院周辺でタクシーは捕まらないので近郊電車で帰るか、タクシーを事前に予約した方がいいかと思います。

パヴィア修道院日帰りコース案

せっかくなので、日帰りコースを考えてみましたのでご参考にしてみてください!

9:30 ミラノ市内の宿泊施設を出発。最寄り駅へ移動して近郊電車でパヴィア修道院へ。
11:00 パヴィア修道院へ到着し、見学。
お土産もしっかり購入し、近所のレストランへ
13:00 ランチ(魚介の楽しめるA’Mareアマーレ、もしくは肉料理のLocanda Vecchia Pavia al Mulinoロカンダ・ヴェッキア・アル・ムリーノの2軒が徒歩3分の場所にある。どちらも月曜定休日)
15:00 Certosa di Pavia駅へ戻り、ミラノへ戻る。

ちょっと朝が早いと感じる方は先にランチを済ませてから、修道院へ向かわれてもいいですし。

ミラノから電車でも約30分の距離なので、半日観光がまったりできますね!

・・・・・・・

ミラノから日帰りぶらり旅もシリーズ化したいと思いますので次号もどうぞお楽しみに!

最後までお読みいただきありがとうございました♡

Midorissima

Midorissima

はじめまして! Midorissimaミドリッシマ と申します。 スプレムータ イタリーへお越しいただきありがとうございます。 長崎生まれ。海外移住歴23年。 これまで大好きな街イタリア・ミラノを拠点に世界的なイベントにおいて、企業、アーティストおよびクリエイターの様々なプロジェクトに携わっています。 夫はトスカーナ 出身のイタリア人です。 イタリアに出張や観光にいらっしゃる方へ、便利で役に立てる情報をご紹介できるようなブログを目指しています♡

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