ベーカリーの中でも、ミラノのグルメ通の間でロンゴーニの名前は有名です。
パンについての本も何冊も出版されていて、「自然派パンの父」とまで呼ぶファンもいるほどなんです。
今回はカフェとして通える自然派ベーカリー、パニフィーチョ・ダヴィデ・ロンゴーニさんをご紹介してまいります♡
パニフィーチョ・ダヴィデ・ロンゴーニはグルメに大人気!
ダヴィデ・ロンゴーニベーカリーは、2014年ミラノにオープンするとミラネーゼのグルメ通の噂となり瞬く間にブームとなりました。
徹底的なこだわりのパンがとても美味しい!と、大ヒット!食べ物にうるさいミラネーゼを「これぞ本当のパン!」と唸らせたのです。
外はカリッと歯応えがあり、中はフワッという感触よりもむしろモチッとした弾力がたまりません。
ダヴィデさんのパンの特徴は3つ
ー 天然酵母
ー こだわりのオーガニック小麦探し
ー 石臼
なんですね! これは後半に詳しくご紹介します♡
戦後世代のパンの概念を変えたのがダヴィデさんです。
モーニング、ランチ、アペリティフとイートインもできる!
9月に新店舗もオープンし、ミラノに4店舗そして工房があります。
工房以外の店舗ではイートインもできるスペースがあり
朝のカフェ、昼はランチ、3時のおやつタイム、夕方はアペリティフ
と一日中楽しめるのが魅力です。
時間別イートインの楽しみ方
朝カフェではカプチーノとブリオッシュが定番ですが、
ここにはいろんなタイプのクロワッサンに、パイに近い食感のものやインテグラーレ(全粒粉)で作られたフランスタイプのブリオッシュなど
ランチは、カティングピザやフォカッチャの他にラザーニャなどパスタ類もあります。 (*ロックダウンの緩和的解除の待遇によりお店での飲食はできたりできなかったりの状況です。)
3時のおやつにぴったりなのは、タルトやケーキ類ですね。オーガニックジュースもあるのでお子さん連れにも優しいです。クッキー系はパッケージに入って販売されているのでちょっとしたお土産に持っていくと喜ばれます。
そして夕刻のアペリティフも自然派グラスワインにフォカッチャやカッティングピザをおつまみにしてまったり過ごすことも可能なんです!
自然派ワインの他にクラフトビールも、ボトル購入も、テーブルでグラスワインのオーダーも可能なのでまずはアペでテイスティングして気に入ったらその場で購入もあり!
自然派ワインで、どこでもすぐに手に入るようなセレクトではないため
かなりレアものも並んでいるとか。
私もここに並んでいるワインで好きなのがいくつかあってファンなので、
いつかブログでワインだけの紹介もしていきたいです♡
土日は混雑するので平日に行くのをおすすめ!
特に土日の混雑ぶりはすごいので私は平日に行く派です。笑
コロナ後はソーシャルディスタンスの確保のため、店内に大人数で入ることができません。
外に並んで待つのが定着していますが、土日になるとこれが行列になっていてパンを買うのに何十分も並ばないといけないようです!汗
すごい人気ぶりです~。
パンも量り売りのイタリアスタイル
日本ですと小分けがされていて、好みのパンを自分たちでトレーに入れて購入するタイプですよね。
イタリアの場合はカウンターにいろんな種類のパンが並んでいて、基本的に量り売りです。
1kg、500gのパンを好きな分量にカットしてもらって購入するスタイル。
定員さんにあれが欲しい、これが欲しいとコミュニケーションをとりながらがイタリア流。
ロンゴーニのパンの特徴3つ
食べて美味しいからファンが増加しているのですが、実は実はダヴィデさんのこだわりはかなり徹底しています。
その特徴は、
ー 天然酵母
ー こだわりの小麦探し そして
ー 石臼
この3点だと前半でもご紹介しました。
ただ、これだけだとちょっと真意が伝わらないと思うのでもう少し細かく分けてご紹介させてください。
天然酵母パスタ・マードレでじっくり発酵したパン作り
パン好きな方はご存知かもしれませんが、市販されているほとんどのパンが効率化、大量化、低コストを優先する場合どうしてもパンの発酵が早いビール酵母が利用されます。
そう天然酵母のパンは発酵がとてもゆっくり。だから作業も丁寧になるんですね。
そして、パン生地ももったりするそうです。だからもちもちと噛みごたえのある存在感のあるパンが出来上がるんですね!
パンの種類は粉の種類
ナッツがぎっしり塗されたドイツ系のパンのような種類は少なく、ヘンプシードナッツ入りのパンくらい。
ロンゴーニさんのところの特徴は、利用しているオーガニック麦の品種によっていろんなバリエーションのパンがあること。
パンの香りが使う小麦の種類によって違ってくるのでその味わいを楽しむことができます。
第2時世界大戦後のイタリアも経済成長とともに機械化が進み、小麦粉の品種改良で大量生産を優位にしたため、風土に適した昔からの小麦種というのがほぼ絶滅の危機にまで陥るほど小麦の歴史がガラッと変わってたんです。
ここに着目したダヴィデさんは昔ながらの健康な土地で健康に育った小麦を探し回り、辿り着いたオーガニックの小麦で安心のパンを作り出したんですね。
今ではダヴィデさんご自身もミラノ郊外の畑で作る各種麦の生産にも携わっているほどの徹底ぶりです。
西洋人の主食であるパンを昔の人々が食べていたように、”伝統のパン”でパン屋をやりたい。 そんなこだわりがあったんですね!
製粉機械化を避けてあえて石臼で
ダヴィデさんは小麦の粉になるまでの過程にも拘りました。製粉機も昔ながらの石挽きされた粉しか利用しません。
こうすることで麦の粒も破損されず、ミネラルやビタミンなどの栄養素を豊富に含んだ状態でパンが出来上がるんです。
こうしてこだわりのパンは香りがよく、1斤丸ごとの状態だと1週間ほどの日持ちもできて、噛めば噛むほどもちもちな『パン』が出来上がるんです!
パンをカットさえしなければ日持ちがするので日本に持ち帰りも不可能ではないかもです♪
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なるほど、どうりでグルメ通が唸るのもよくわかりました!笑
ミラノ本店ほか3店舗+工房のアクセス
本店 Address : Via Tiraboschi, 19
営業日:火~土 08am~ 22pm
日 08:30 ~ 13:30
2号店Address : Via Bronzetti, 9
営業日:月 08:00 ~ 13:00
火~土 08am~ 20pm
日 08:30 ~ 13:30
3号店 Mercato del Suffragio スッフラージョ市場
Address : Piazza Santa Maria del Suffragio, 2
営業日:火~金および日 09am~ 15pm, 18am~ 21:30pm
土 09:00 ~ 21:30
休日:月曜
4号店 Mercato Centrale センター市場
Address : Via Giovanni Battista Sammartini, 9 ミラノ中央駅ビル内
営業日:月~日 07:30am~ 22pm
工房
Address: Via Tertulliano, 68
営業日:月~金 08:30am~ 15pm
工房でも購入は可能ですがお支払いはクレジットカードのみ
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いかがでしたか? パン好きな方はぜひイタリアの伝統パンも食べてみてくださいね♪
この度も最後までお読みいただきありがとうございました!