ブログで前回ご紹介したイタリアのリゾート<海&観光編>アマルフィ海岸他お勧め5選!
この5選の中でご紹介した<ポルトフィーノ>を今回は詳しくご紹介させていただきます!
地中海はイタリアの北西部に位置した<高級リゾート地のポルトフィーノ>は、世界中の超セレブから長年愛されている小さな港町。
小さい村がなぜ世界中から高級リゾートとして愛されているのか?
そして、
せっかくポルトフィーノへ行きたい!と旅行計画を考えている方へもお役に立てるようにどんなコースで回ると効率がいいのか? などもシュミレーションしながらご紹介していければと思います!
ポルトフィーノの地名の由来そして歴史
古代ギリシャ時代なので2500年以上前にはすでに”Portus Delphini” という地名で呼ばれていました。なんでも湾にたくさんのイルカがいたことからこの名前 『デルフィンの港』がついたとか。
中世の時代は、海洋都市国家として発展していたジェノバから40kmの地点にあり、自然の地形がどんな気候の波からも保護される天然の湾と、その湾を囲むように背の高い岸壁が強風を防いでくれたため優秀な天然船着場として利用されていたそうです。
ヨーロッパ各地からこの地を訪れると景観の美しさに魅了されヴィラを建設した貴族までいたほど。
今ではクルーズやヨットからも停泊しやすく、アクセスがいいのが人気の秘密です。
ハーバーが街から遠かったりすれば不便ですが、ポルトフィーノは船着場から降りれば、すぐ目の前にレストランや高級ブランドブティックもありますし、小さな町ゆえに治安もよく、世界のセレブが求めている環境が全て揃っているため、真冬を除いて年中訪れるようになりました。
そして、何よりもイタリアでは環境保護が徹底されており、人工的な整備は極力抑えて昔と変わらぬ景観が残っているのが素晴らしいといつも思います。
イタリアでは観光地も大事な地方自治体の収入源なので、資産運用をしっかりするからこそポルトフィーノの街並みも徹底的に規制されて、変わらぬ人気と高級リゾートの質を保っているんでしょうね。
東京ディズニーシーのモデルや映画やCMの舞台、高級車の名前まで
日本では特に東京ディスニーシーのモデルとなった街としてチンクエテッレと共に一気に話題となりました。
映画の舞台としても起用されていますが特に1954年はだしの伯爵夫人(アメリカとイタリア合同制作)、女の香り(1974年イタリア製作)、そしてレオナルド・デカプリオ出演のウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年アメリカ製作)で世界的に有名に。
それだけではありません。
イタリアの高級ブランドであるドルチェ&ガッバーナのCMでモニカ・ベルッチがポルトフィーノで撮影 したのは2011年のこと、そして2021年にはモニカ・ベルッチとフランスカリスマ俳優のヴァンサン・カッセルの愛娘であるディーバ・カッセルもドルガバのミューズとしてCM撮影にこの地を訪れました。
最後はイタリアの高級車フェラーリのモデルにもポルトフィーノとネーミングされています。
地名だけで、世界中の人が高級感をイメージしてしまう場所なんですね!
ポルトフィーノの主な見どころ
リグーリア海岸に面するポルトフィーノは人口も400人以下と非常に小さく、海岸沿いは車も入ってこれないため、ゆったり歩きながら街並み・豪華なクルーズ・海の景観を3点セットで眺めて楽しむことができます。
ブログのトップ画像はブラウン城からポルトフィーノを見下ろした画像ですが、ちょっとハードな丘を登るのが難関ではありますが、高台からの景色は最高に美しいのでぜひ登っていただきたいですね!
登る途中にはサンジョルジョ教会もありますのでぜひ立ち寄っていただきたいです。
そして海岸沿いでランチでも、カフェかアペリティーヴォで一息休憩をしてその場の空気をぜひ楽しんでください!(高級リゾート地なので物価は他の地方と比べると明らかに高いです。)
その他、ポルトフィーノから5km離れた、ちょうど半島の正反対側に位置する場所に、イタリア環境基金が管理している『聖フルットゥオーゾ修道院』Abbazia di San Fruttuosoがあります。
その他、近郊の街サンタ・マルゲリータ・リーグレやカモーリもそれぞれに個性のある素敵な街もあります。
高級ブティックが並ぶショッピング事情
小さい街ですが、並んでいるお店はとっても煌びやかです。おそらく10mq〜20mqと小さいお店ですが、高級ブランドがぎっしりと並んでいます。
ルイヴィトン、ディオール、ローロ・ピアーナ、ミッソーリ、フェラガモ、バレンシアガもありますし、高級カシミアブティックや水着などのリゾートファッション専門店などもあれば、宝石店や高級時計などの専門店もあります。
イタリアらしい庶民的なお土産屋も!
さすがリゾート地!右も左もセレブな村で、ついついため息の出るような美しさにうっとりします。
そして、一般の観光客も多いからか、高級ブランドのお店に混じって時々お土産ショップも4、5軒はありますので、せっかくなのでポルトフィーノに行った記念に何か購入したい!と思う方にもなにか見つかると思いますよ!
例えばですが、大きくPortofinoと書かれたボーダーのTシャツ、トートバック、マグネット、マグカップもあれば、陶器のタイルやアクセサリーを売っているショップ、ポルトフィーノの景色画やポストカード、そしてキッチンクロスまで色々とあるので覗いてみてくださいね!
ポルトフィーノのアクセス
ポルトフィーノは半島の先端にある街のため、サンタ・マルゲリータ・リーグレSanta Margherita Ligure(略してSML)の街を通過します。
電車の場合ポルトフィーノの最寄り駅でもあります。
このSMLの街もとっても素敵なのでここからすでにテンションが上がります。笑
そしてポルトフィーノへのアクセスは車や電車だけではありません。
海から入港も可能なのでお天気がよければぜひ船に挑戦してみてください!
陸からの交通手段
Intercity(インターシティ)という特急列車でSML駅までの所要時間は
・ミラノから約2時間10分
・ジェノバから約30分
・ピサから約2時間
SMLの街からはバスまたはタクシーでポルトフィーノまで5,5kmの
クネクネした海岸を走っていきます。海の景色がそれはそれは綺麗なので飽きません。
車でも約15分、バスで移動しても20分くらいです。
タクシー参考価格:SML駅からポルトフィーノまで30ユーロ~35ユーロ
バス : 片道3ユーロ、往復5ユーロ
オススメは遊覧船!SML・チンクエテッレ・ジェノバから
リゾート地までの交通手段がこんなに豊富に揃っているロケーションも珍しいですね!
では、早速遊覧船のルートやスケジュールをご紹介します
最寄駅 サンタ・マルゲリータ発 ⇄ ポルトフィーノ
遊覧船 :片道8ゆーろ、往復13ユーロ
所要時間:15分
往路 : 5月ー9月は朝9時より17時まで1時間に1本運行
復路 : 5月ー9月は朝11:30時より18:30時まで1時間に1本運行
traghettiportofino.it
ジェノバ発 ⇄ ポルトフィーノ周遊
こちらは、Golfo Paradiso (ゴルフォ・パラディーゾ社)が運行している周遊船です。
運行は毎日ではなく毎月スケジュールが代わります。
詳しくは golfoparadiso.it よりご確認ください。
半日コース もしくは 1日コースがあります。
ジェノバ・アンティーコ港より
半日コースは14:00出発し、帰りはポルトフィーノを16:50に出て、18:30ジェノバ着
片道15ゆーろ、往復22ユーロ
1日コースは朝9:00出発 帰りは半日コースと同じです。
片道15ゆーろ、往復25ユーロ
※ チンクエテッレとポルトヴェーネレへの周遊は別ブログに記載いたします!
ポルトフィーノ旅プラン例を3パターンご紹介!
陸からも海からもポルトフィーノに行けるのは楽しみですね!
日帰りで欲張りたい方も、せっかくなので1泊2泊したい方もいらっしゃると思いますので、
どんなプランがオススメか? 簡単にシュミレーションしてみました!
これはもう好みや旅程のスケジュールに合わせて計画していただけるように、とりあえず観光しやすいであろう3パターンをご紹介しますね!
ジェノバ ⇄ ポルトフィーノのコロンブスコース
ジェノバといえば、新大陸を発見したとコロンブスの出身地です。
ジェノバからの周遊船は半日コースと1日コース、それぞれ1日に1便の予約制で運行されています。(毎日は出向していない。)
もし予約ができたら1日コースを使ってポルトフィーノを満喫して欲しいです!
このコースだと、ジェノバに2泊すればジェノバとポルトフィーノの観光ができますね。
ジェノバーミラノ間は電車で約1時間45分なので、ミラノを拠点に旅行を計画される方にはいきやすい場所だと思います!
拠点をサンタ・マルゲリータ・リーグレにしたリゾートコース
サンタ・マルゲリータ・リーグレの街は庶民的というよりも少し上品なイメージを受けました。 ポルトフィーノの隣町だからでしょうか。街も大きくないので過ごしやすく、夜も賑わっていて雰囲気もすごくいいです。
例えばですがここを拠点にして、
★ ジェノバ観光
★ ポルトフィーノ観光
★ チンクエテッレ観光 をすることも可能です!
※ チンクエテッレとポルトヴェーネレへの周遊は別ブログに記載いたします!
ミラノ ⇄ ポルトフィーノは日帰りも可能
早朝の電車でミラノを出発して、SMLから船でポルトフィーノ入り
頑張れば日帰りも可能な距離ではありますので1日自由時間ができた!という時に。天気がよければ最高の気分転換にも、プチ旅行の思い出にもなりますね!
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できれば1泊SMLにも素敵なホテルがたくさんあるので海の街の一夜も楽しんで欲しいところです。 ディナーの後に街を散歩する地元の人でいっぱいなので、彼らの中に入り込んで一緒にジェラートでも食べてみてくださいね!
いかがでしたでしょうか。 この記事を読んでポルトフィーノに行ってみたい!と思っていただけたら嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました!