室内でのマスク着用義務は継続しているイタリアです。(現時点2021年11月25日)
アルコール除菌ジェルも店頭に用意されているのが当たり前になりました。
2020年に襲ったパンデミックで、いきなりロックダウンに襲われ、
通販での日用品の調達はアクセスが集中しすぎてパンク状態。
ようやく通販が利用できるようなったのはロックダウンで非日常生活からようやく
外出許可が出てきた3、4ヶ月後以降だったと記憶しています。
オンラインシステムも流通システムや配送業者の人材確保などが追いつかず、
結局オンラインで食材確保ができたと思いきや配達まで最低でも10日待ちだったので
便利ではありませんでした。
当時は自宅から身動きがとれず、結局2ヶ月半もの間、スーパーへは週1の買出しのみ。
そして少ない方でも50人ほど待ち(約1時間)、スーパー内にようやく入れても
最低1週間の食料買い込みを速やかに行わなければいかず、
なかなかに体力と神経を使って大変だったことを思い出します。苦笑
我が家にストックしていた食料は約2週間分だったので全然間に合いませんでした。
事前に最低でも1ヶ月分は常に備蓄をしていたら、お買い物ももう少し楽にできていたかもしれません。
冬本番に向けて改めて反省して今回はもう少し備蓄について考えてみようと思います。
みなさんの参考になるかはわかりませんが、イタリアの生活バージョンで約1ヶ月分の備蓄でこれから準備できるものは何か? そしてその量は?
を普段筆者が愛用している食材から計算してみたいと思います!
イタリア現地の備蓄リストってちょっと面白いかな?と思いましたのでご紹介させてください♡
備蓄といってもローテーション方式で揃えるだけ
実体験で反省をふまえ、今後は万が一の備蓄としてと特別に保管するのではなく、
普段食べているもので賞味期限が比較的長いものをある程度揃えておいて、
消費したら補充するローテーション方式にしておけばいいという個人的な考えです。
災害の場合は、ガス・水道・電気がストップした場合でも食料の確保が大事だと思いますが、今回のロックダウンの場合はこれらのライフラインは機能していました。
普通に料理ができたので災害時用の非常食をストックしなくてよかったです。
むしろ、外出ができなかった分、お手製パスタやピッツァ、そしてケーキなど小麦粉を使用して、家庭料理を楽しめる環境でした。
そのため小麦粉は即完売。みんな考えることは同じでした、、、。笑
そして、イタリアではトイレットペーパーが売り切れることはありませんでしたよ!
常に大体1ヶ月分の食料がストックされていて、減ったものを都度補充しておけば賞味期限も更新されていくので、非常用に保存してたらいつの間にか賞味期限が切れていたということもなくなって便利かと思います!
今回は冷凍食品は省きます。
理由は、日本の方が冷凍食品は充実していることと、
我が家の冷凍庫は小さいので備蓄分まで補充ができないため参考になりません。笑
意外となくて困る日用品
突然、当たり前に日用食品が買えない時に困ったのが
ー 重いもの
ー 嵩張るもの
ー 瓶などの割れ物類 の購入です。
生鮮食品を1週間分まとめて購入するのだけでも結構な量なので自分の体力にも限界がありました。(ロックダウン中は家族のうち1人のみ外出可能だったため)
ストックできるものが切れてしまって困ったのが意外と洗剤系です。
洗濯用洗剤や食器用洗剤などがなくなってしまうと、ただでさえ食材を買うので精神的にも苦痛なのに、さらに重くて嵩張るものを購入しなければいけないのは避けたいと思いました。
イタリアでやってみた備蓄リスト 食材編

左上から時計回りに・スペルト小麦・トマトピューレ・グリッシィーニ(ゴマ付)・とうもろこし缶・白インゲン缶
我が家は2人暮らしなので2人分 1日3食分です。
炭水化物系
・パスタ 1食分90g X2人X1週間に3回 = 2.2Kg/月
・米(イタリアは基本真空パックで1kg単位で販売)週約300gとして=約1.5kg/月
・Grissini(グリッシィーニ)スティック状の細長パンで発祥はトリノが州都のピエモンテ州の細長いパリッとしたパン。パンの代わりや、小腹が空いたときに重宝する。10日x1袋= 3袋/月
その他 サンドイッチ用のパンやPiadina(ピアディーナ)フラットブレッドで酵母なしのナンのようなもので、好きなものを入れて挟んで食べるシンプルで重宝するロマーナ州の特産も市販されているので重宝します。
・シリアル 最近、ヨーグルトにシリアルを入れて食べるのが気に入っているので 1箱375g=2箱/月
缶詰・瓶系
・トマトピューレ 1週間に0.5瓶=2瓶/月
・豆(ひよこ豆、レンズ豆、白インゲン豆)1週間x1缶=4缶/月
・オリーブ瓶 1瓶/月
・ケッパー瓶 1瓶/月
・はちみつ🍯 1L/月
・ジャム 1瓶/月
賞味期限も缶や瓶は比較的長いので使えますね!
その他、アンチョビ、アンチョビペースト、ツナ缶などあると料理に幅で出るのであると便利です!

左上から時計回りに・アーモンド(塩なし)・ミックスナッツ(ドライフルーツ入り)・マロングラッセ・トッローネ(サルデーニャ地方のお菓子)、オレンジピール
デザート系
・ドライフルーツ(プルーンなど) 500g/月
・ナッツ🥜類 重宝します!(アーモンド等) 800g/月
我が家ではディナーの前のワイン一杯のお供によく食べるので結構な量ですね!
・砂糖 (ケーキ用) 300g /月
その他、好きなお菓子で賞味期限に余裕があるものはちょっと買い置きしていても良いかもですね!癒されます。
調味料系
・塩 岩塩 0.5kg/月 粗塩 0.1kg/月
・オリーブオイル 加熱用 3週間で約1L= 1.2L/月
・バルサミコ酢 100ml/月
ここではオリーブオイルは加熱用と記載しています。加熱用はスーパーで購入していますが、イタリアでは美味しいオリーブオイルは知人の搾りたての自家製オリーブオイルか、オリーブオイル生産所などに直接行って、出荷される11月からクリスマスにかけて購入するご家庭が大部分を占めます。
そのくらい、イタリアではオリーブオイルは大事です。こちらは食卓で仕上げにかけて食べる専門。火を通す場合は前年分の古いものを使います。
ちなみに我が家の場合は、1年に10リットル分を購入しています。鮮度が高ければ高いほど味わいもよく香りも高いのでサラダや温野菜にかけて食べるのは本当に美味しいです!
冷蔵庫にはバターがあると便利なので気持ち多めにストックしています。
賞味期限もあるので1個分多めに購入してると、急に思い立ってケーキを作る時にも重宝します。
真空パック系
・サラミや生ハムなど
イタリアではスライスをパックで販売されているものと、塊で販売されているものがあります。塊の場合は、我が家でスライスしなければいないので手間はかかりますが、ストックがあると確かに助かります!ただ、真空パックで保存は2、3ヶ月しか持たないので大量の保存には向いていません。
・チーズ類
こちらもフレッシュチーズは賞味期限が短いですが、熟成されたチーズの真空パックは数ヶ月保存ができるのでこちらもあるととても助かりますね!
ストック必須だけど揃えるのが大変な飲料編
旦那は牛乳を1L分を4日で消費。私は豆乳を5、6日で消費します。
と、いうことは1ヶ月を30日と単純に計算すると牛乳 約8本。 豆乳 約5本になります。
が、ロングライフ牛乳は賞味期限が数ヶ月と短いのですし、できれば冷蔵の鮮度の良いものを飲ませたいのでストックは控えめで考えたいです。
ワインは私がそんなに飲めないので1日ボトルを2人で半分でしょうか。こんなに控えめな我が家の消費でも1ヶ月だと15本/月(約11リットル)と、結構消費していることが計算してみるとわかってきます。
ミネラルウォーターは、1日約2リットルなので 1ヶ月だと60リットル!!
計算すると結構な量ですね。普段我が家には約30リットルのストックがあるのですが、これだと2週間分なのでもうちょっと余裕が欲しいところです!
浄水器のフィルターもストック。
その他お飲み物編

左上から時計回りに・はちみつ・ジャム・インスタント大麦コーヒー・マカティーパック・ハーモニーティーパック・プーアールティーパック
・コーヒー 250gのパックが2週間 2パック 500g/月
・大麦コーヒー 食後にカフェインフリーのお気に入り 250g/月
・ミネラルウォーター ガス入り・ガスなし 1日1本2L 60本/月
・フルーツジュース ざくろのジュースでおいしいの発見!1週間2本=9本/月
・ハーブ🌿ティー 適宜 (リラックス効果大!)
特に冬は寒くなると暖かい飲み物が欲しいので、
コーヒーだけだと飽きるかも。ココアなんかもリラックス効果があるのでおすすめですね!
侮れない日用品のストックリスト
前半でもご紹介いたしました、意外と困ったのが日用品の重たくて嵩張るものをストックしておけばよかったと思った主なリストを!
ペーパー類
・トイレットペーパー
・キッチンペーパー
・テーブルナプキン(イタリアでは布の家庭もありますが、とにかく必ず毎食フォークとセットなので減るのが早いです!)
洗剤系
・台所洗剤
・洗濯用洗剤
・柔軟剤
・洗濯機用カルキ対策の粉末
家庭洗面系
・歯磨き粉
・歯ブラシ
・石鹸
・ボディーソープ
・シャンプー
・リンス
・入浴剤・泡風呂
ボディケア用品系
・ボディオイル
・顔用石鹸等
・ボディクリーム
・フェイスパック ← 私は日本から大量に持って帰ってきます。笑
・泥スクラブ (家で待機の場合は外出がないので化粧用品は省く)
・ナプキン類
その他、とても便利なのが重曹です!1袋ストックされていれば
拭き掃除や、お洗濯、お風呂の清掃や入浴剤と一緒に入れたりと何かと重宝するのでおすすめです!
最後に。夏と冬では備蓄の種類と量を変えて
夏に入ると、我が家の中はとても暑く、日当たりもかなりいいのでストックするものも選ばないといけません。
例えば、ワインやロングライフ牛乳、小麦粉(梱包が紙なので虫がきそうで怖い。)などは暑い部屋に保存するのは避けたいところです。
気候や室内温度や湿度も考慮しつつご家庭でオリジナルの備蓄リストを作成なさってみてください!
お気に入りの食材、飲み物や入浴剤なども外出ができない時はリラックスさせてくれる貴重な癒しアイテムになるので気持ち多めに揃えていても良いかもしれませんね!
・・・
イタリアンな備蓄ストックいかがでしたか?
いや~。いつもだったら当たり前になくなりかけたら購入しているものも多くて、少しづつ準備しないと結構な数とボリュームだなと思いました。
スーパーでお得な割引とか、ネット通販でとか色々と検索して調べ、万が一に備えてストックしときたいと思います!
日本でもイタリアンは人気なので手に入る食材はたくさんあったと思いますし、今回の備蓄リストがなんらかお役に立てれたら嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました!