旅行先では、その土地ならでは場所に行きたい!と思いますね。
観光スポットだけではなく、その土地らしい料理や、名物的なお店など。
歴史の残った建物にいるだけでも十分に非日常的でいい旅の思い出になってくれると思います!
今回もカフェシリーズでは、ミラノらしい素敵なロケーションをご紹介しますので、ぜひ参考になさってください♡
マルケージカフェ Marchesi1824の歴史
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もともとマルケージはペストリーとして1824年にミラノで創業されました。
マルケージ家が、ミラノのダウンタウンの一角の1700年代に建てられた建物の1階で、小さなお店からスタートされたのです。
その後、1900年代に入るとオーナー家族のアンジェロ・マルケージ氏が、ペストリー部門はそのままにカウンターを設置してコーヒーやカクテルなどのサービスも始めて、一日中立ち寄れるペストリー&カフェバーとなりました。
こうしてミラノでも評判の、美味しいお菓子とコーヒーが飲める店として定着していったんですね。
時代に流されることもなく、店内は約200年もオリジナルのままの内装が残っています。ミラネーゼ達の何代にもわたる親子から愛され続ける所以でしょうか。
まるで日本の老舗の和菓子屋さんのような、共通する歴史ですね!
そして2014年にはプラダグループがマルケージ1824の株を80%買収し傘下に入りました。
現在、創業当初のオリジナルを尊重したままの本店と、ミラノ市内にヴィットーリアエマヌエーレガレリアと、ファッション地区のモンテナポレオーネ通りと計3店舗。そして、ロンドンに1店舗があります。
ミラノの3店舗のそれぞれの魅力をご紹介!
ミラノ本店と他2店舗はどこも立地やシチュエーションもそれぞれ。どこも素敵なので、各店舗の魅了をご紹介させてください!お好きな店舗を選ぶもよし。せっかくなので全店舗制覇もあり!ですね。
本店はカウンターのみのオールドスタイルでカフェ
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本店は、ドゥオーモから最後の晩餐のある、サンタ・マリア・デッレ・グラーツィエ教会に向かう途中に位置します。 スフォルツァ城からも徒歩圏内。
ミラノのダウンタウンではあるものの古き良きミラノの街並みが今でも残っている、素敵なマジェンタ表通りに接しています。
ちょうど本店裏には2世紀ごろに建てられたとされている古代ローマ時代の遺跡が一面に広がっていて、この土地が約2000年も培ってきている歴史は重いと実感させられます。笑
店内は、ペストリーがメインなのでいろんなお菓子やジャムが並んでいます。そして、カウンターブースでは朝はコーヒーとブリオッシュ、夕方になるとカクテルをサービスしてくれます。
広くはないカウンターで、3人も並べば混雑してしまいますが、それも良し。
イタリア式の立ち食い・立ち飲みスタイルで本店の雰囲気を楽しんで欲しいです。
徹底的に昔からのディスプレイや什器が使われていて、本当に歴史を感じさせてくれるところに萌えます!笑
アクセス&営業時間
アドレス: Via S.Maria alla Porta 11/a
営業時間: 火曜~土曜 07:30~19:30
日曜 08:30~13:00
月曜 定休日
ガレリア店 窓側の席からのガレリア景色が美しい
ミラノの大聖堂ドゥオーモに隣接しているアーケードのヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガレリアは、通称ガレリアと呼ばれています。
このガレリアは2つのアーケードが交差した十字路になっていますが、そのど真ん中の交差している一角にプラダ本店が君臨しています。
このプラダ本店は1913年から現在までずっとガレリアを見守ってきてるんですね!そして本店の向かい側にもプラダメンズ店がオープンしました。
そのメンズ店の中2階にマルケージ1824のガレリア店があります。店内に入ると、窓から見えるガレリアの景観に圧倒されて心を奪われます。
下から見るガレリアもそれはそれは美しいですが、上から見るガレリアがこれまた美しくて見惚れてしまいますね。
コーヒーを飲みながらガレリアをずっと覗いていたい気分にさせてくれ、ガレリアが建設された150年の歴史を感じながら、美しい装飾や彫刻を見ながらついつい長居してしまいたくなるカフェとなっております。
特にオススメはクリスマスシーズン。
12月を過ぎると、ガレリアの十字路が交差する広場には毎年恒例のクリスマスツリーが飾られ、そこには毎年のように提供されるスワロフスキーのクリスタル製でできているデコレーションがツリーいっぱいに飾られ、アーケードのイルミネーションと共に鑑賞できてしまいます。
ミラノで女性をエスコートする際は、必ずお連れするとみなさんテンションが上がって「キャー」と喜んでもらえるとっておきのカフェですよ!笑
アクセス&営業時間
アドレス: Galleria Vittorio Emanuele II
営業時間: 月曜~日曜 08:00~20:00
モンテナポレオーネ店 ショッピング中の休憩に
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ミラノの高級ブティック街モンテナポレオーネ通りに2015年にオープンしました。
本店にあるガラスケースやショーケースからインスピレーションを受けて、マルケージのブランドイメージを残しつつ、モダンとレトロな雰囲気をうまくミックスしている内装です。
旅行者にはモンテナポレオーネでショッピングを楽しみながらちょっと一息休憩できるカフェとして、そしてビジネスマンはちょっとした打ち合わせや談笑の場としても利用されるカフェです。
アクセス&営業時間
アドレス: Via Monte Napoleone 9
営業時間: 月曜~土曜 07:30~19:30
日曜 08:30~19:30
カラフルな内装が独特でエモい!
内装は、ガレリア店舗と同じく建築家のロベルト・バチョッキ氏が手掛けています。
プラダのショールームはほとんどと言っていいほど長年のパートナーのバチョッキ氏はプラダ銀座店も設計なさっています。
グリーンの色彩をベースに、スイーツをイメージしたカラフルな色調とイルミネーションで店内を明るくしています。
大理石をカウンターや床などにも惜しみなく使い、そしてソファーにはベルベット調の生地にモスグリーンの色彩を用いて落ち着ける空間になっています。
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気になるメニューやサービスは?
本店は老舗ながら、バールマンやキャッシャーで働いていらっしゃる方々は長年スタッフであることが一般客からも分かるくらい、老舗独特の雰囲気があります。
コーヒーなどもここで飲むとどこか懐かしいというか、定番の味を感じてしまうのは店舗の歴史に酔いしれているからでしょうか。笑
そして、他の2店舗の接客サービスは特に悪くありません。イタリアの平均からすると上の方です。
メニューに関してもカフェももちろん美味しいですし、マルケージのスイーツも上品なお味でとても美味しいです。
また紅茶やハーブティー、フレッシュジュースやスムージーなどドリンクのメニューもたくさん揃ってますよ!
軽い軽食もあれば、アペリティフタイムにぴったりなカクテルも揃っているので、いつ行っても満足できるメニューが揃っています。
カウンターでイタリア式に立ち食い、立ち飲みも可能ですし、テーブル席でゆっくり寛ぐのもよし。
ちなみにですが、今回オーダーしたアメリカンコーヒーは5ユーロ、そして、ミニョンのプチタルトは各種4ユーロでした。
いかがでしたでしょうか?
マルケージも創業もそろそろ200周年までカウントダウンです。日本にも創業何百年の歴史があるお店はたくさん残っていると思いますが、ここイタリアにもこうして老舗のお店が健在していて本当に感銘を受けます。
ミラノにいらした際はぜひ覗いてみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!!