イタリアに来ると観光もショッピングも楽しみ!
そして最も楽しみにされている1つにイタリア料理の食事があるかと思います♡
せっかくイタリアに来たんだから、
美味しいものが食べたい!とか、本場の味を知りたい!のはごもっとも。
1週間イタリアンを食べ続けても飽きないほどイタリアン好き!とおっしゃる方もたくさんいらっしゃいますよね。
そこで今回はイタリア流の食事の予備知識をご紹介いたします! 日本でもイタリアンはよく食べられると思うのでご存知の内容も多いかと思いますが、復習と思ってお読みいただければ嬉しいです。
イタリアンメニューの構成って?
メニューの基本はこの5部構成です。
Antipasto 前菜のアンティパスト、
Primo スープ・パスタ・リゾットなど炭水化物がメインの料理がプリモ、
Secondo 肉・魚料理がセコンド
Contorno 付け合わせはコントルノ
Dolce デザートがドルチェ
アンティパスト(オードブル)
アンティ→ 前 パスト→ 食事を意味する言葉でアンティパスト=前菜となります。 生ハムなどサラミ系とチーズの盛り合わせ、カルパッチョなど冷製の料理が多く、さっぱりといただけます。
プリモ(Firtst Dish
日本語では第一の皿(プリモ・ピアット)と表現をすることが多いです。
ピアットとはお皿のこと。プリモには、炭水化物類の料理が主にあります。スープ類、パスタ類、リゾット類がメインです!
セコンド(Second Dish)
第2の皿(セコンド・ピアット)またはメインディッシュと説明されますが、主に温製の肉・魚料理です。 メインディッシュに付け合わせも含まれている時もありますが、ついていない場合はコントルノ(サイドディッシュ・副菜)を別注文します。
コントルノ(サイドディッシュ・副菜)
サラダや煮込んだ豆類、グリル野菜、フライドポテトが主なメニューですが、野菜やポルチーニのフライなどレストランによっては種類も豊富に揃っている場合もあります。
ドルチェ(デザート)
メインを食べ終わったら、「デザートやコーヒーはいかがですか?」と必ず聞かれます。
お店によってバラバラですが、デザートをオーダーしたい場合はメニューをもう一度持ってきてもらうか、その場で定員さんが説明してくれるか、ガラスケースに見に行って決めてきてと言われる場合も。
たくさん食べてお腹いっぱいだけどちょっとだけデザートも食べたい場合は、シェアして食べたいと伝えるとスプーンを人数分持ってきてくれますのでご安心を!
ちなみにイタリアではデザートとコーヒーは基本一緒にオーダーしません。
食後のカプチーノはイタリア人からドン引きされる
イタリアでの食後のエスプレッソはデザートと一緒に運ばれないのが普通です。
デザートを楽しんだ後に口の中を苦味で締めるのがイタリア流。
これで食事が終わったよと口内と胃にサインを送るのがコーヒーの役目と思っているのがイタリア人。
旅行者は本場のカプチーノを好んで頼む方もいらっしゃいますが・・・残念ながらイタリア人には気持ち悪がれます。 せっかく美味しく食べた食事の最後、締めのコーヒーなのにミルクで濁して台無し!食事をわかってない!と拒絶反応を起こされます。笑
でも、これはイタリア人の感覚ですから、わたしたち外国人は飲みたいものは飲めばいいんです。笑
近年のイタリア人はディナー時にコーヒーを飲むとカフェインが効き過ぎて眠れないので飲まない派の人が多いです。ここはお好みで。
紅茶やハーブティーも頼めます。(トゥイニングのティーバックが出てくる場合が多いかも。)
ピッツァはピッツァ!
ピッツァ専門店のピッツェリアはたくさんあります!
なぜか、イタリア人がピッツァを食べる場合は、ピッツァの1皿を1人で食べるのが定番です。
大きな一皿は平均約直径30cm。 それを一人一皿食べるのがイタリア流。
メニューもピッツァのトッピングだけで10~20種類あります。 レストランの中でも、ピッツァがメニューにあるお店とそうでないお店にはっきり分かれます。メニューというよりも店内にピッツァ専門の窯があるかないかで決まります。
イタリア人のオーダー皿数は平均3皿
一般的にイタリア人は1人3皿を食べる方が多いです。最後のデザートは大多数の人が注文する傾向です!男性も甘いのは大好きですし。 ただ、夏になると食後のお散歩がてら街のジェラテリアに行ってジェラートを食べに行く人もいます!
一般的には、アンティパストとプリモ、アンティパストとセコンド、またはプリモとセコンドというように選びます。
アンティパストからプリモ、セコンドを頼む方もまれにいますが、さすがのイタリア人にも量が多いですね。笑
イタリアの食事をする時間帯は基本的に遅め
ランチタイム 13時~、アペリティフは18時前後~、ディナータイムは20時以降~
日本や北ヨーロッパより食事の時間帯が遅いです。
お店は基本的に、ランチは12時半より、ディナーは19:30よりオープンするところが多いです。その前にオープンしているお店は外国人(特にドイツ人など)が多い観光地などではあるかもしれません。
ディナーは予約を事前にすることを強くお勧めしますが、ランチは混在を避けて13時前に入店されるとお断り確率も低くなり、比較的食事時間も効率よく使えるでしょう。
アペリティフは、夏に近づけば近づくほど16時半くらいからカクテルを飲んでる人もいますが。(早っ。笑)
食事の前に一杯楽しんでからディナーへ向かったり、
一度家に戻り、シャワーを浴びて、夜用に服を着替えて身支度を整えて出かけるために、ずるずる時間がかかって遅くなり、21時や22時に入店する方もいてディナーの時間帯は様々です。
夜の最終オーダーは22:30、お店が閉店するのも24時頃、遅いところは夜中の2時になるレストランもあります。
特に夏時間のイタリアは21時になっても明るい時期があるので、夜遅く食事をすることには抵抗がない民族です。(お腹がすぐ空いてしまうわたしはなるべく早い時間に食べて胃を休ませたいので到底真似できません。笑)
イタリアンではシェアの文化がない
せっかくイタリアに来たのでパスタにリゾットにピッツァに色々と種類を頼んでお皿をシェアして味見したいと思いますよね。
イタリアはそもそも取皿文化も、1回の食事でいろんな種類の料理を食べる文化があまりありません。
シェアするとすれば、前菜のハムとチーズの盛り合わせをシェアするくらいです。
口の中に何種類もの料理を味わう感覚よりも、食べたいひと皿を存分に味わう方を好むようですね。
とはいえ、ウェイターさんにシェアをするので取皿をくださいといっても驚かれることはありませんし、ちゃんと対応してくれますのでご心配なさらなくて大丈夫です!
地方に行くと一皿のボリュームもしっかりありますから、日本人の胃袋ですと一皿のボリュームで、もうお腹いっぱいという方もいらっしゃるかもしれません。
ですので、2人でレストランにいかれる際はお皿の数よりも量にお気をつけくださいね。笑
一昔前まではイタリア人の大食漢の比率は圧倒的に高かったのです。最近は健康志向で特に北イタリアは食事の量も気をつけている方が増えてます。 それでもやはりよく食べる!笑
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日本でも人気のイタリアン。ご存知の内容もたくさんあったかと思いますが、最後までお読みいただきありがとうございました♡
次号は、ミラノの食スタイル編 についてご紹介いたします!