モンテナポレオーネ地区は世界の高級ファッションブランドが路面店を連ねる超セレブな地区。
イタリアでご褒美ショッピングが目的の一つでしたら、ぜひモンテナポレオーネでお買い物を楽しんで旅の思い出の一つにしてほしいところです。
もちろんウィンドーショッピングも楽しいです。 世界でも有数のファッションの街ミラノ似合って、あのジョルジョ・アルマーニ氏はご自身でディスプレイをコーディネートをされることもあったと言われています。
ショーウィンドーを眺めるだけでもファッションセンスのレベル高さや、ブランドの今を通りを歩きながら楽しめるので、普段はファッションに関心が高くない方でも十分に楽しめます!
そんな地区にあり続ける老舗のカフェ・コヴァを今回はご紹介しますね!
カフェ・コヴァ創業1817年の歴史
1817年にアントーニオ・コヴァ氏が”Caffe del Giardino”カフェ・デル・ジャルディーノをスカラ座からすぐのところに創業したのが始まります。
この頃は、イギリスの産業革命やフランス革命の真っ只中。
ヨーロッパの科学文明が一気に向上し機械化が始まり、非常に華やかな時代背景があったと思います。
日本はと言うと江戸末期から明治へと転換する前の激動の時代が始まろうとしていた頃でしょうか。
第二次世界大戦後、カフェは爆弾投下によって跡形もなくなり、1950年より今のモンテナポレオーネ通り8番へ引っ越して以来、今現在までその場所でミラノと共に歴史を歩んできました。
2013年よりLVMHグループの傘下入り後、世界に25店舗グローバル展開するカフェとなりました。
今現在日本では、銀座SIX店、渋谷スクランブルスクエア店があります。
カフェ・コヴァ ミラノ本店は内装も美しい
カフェコヴァはミラネーゼからも、世界中から訪れる人々で年中賑わっています。
昔から貴族や文豪、音楽家たちに愛されてますし、モンテナポレオーネ地区でもダントツの老舗パステリーなので、常に混んでいるイメージしかありません。笑
イタリア流にカウンターでコーヒー1杯もできる
イタリアのコーヒー文化は、そもそもがエスプレッソコーヒーで小さなカップに2口で飲み終えるスタイルだったので、日本やイギリスなどのお茶的文化で時間をすごくことが少ないため、カウンターでサッと飲んでサッと立ち去るスタイルが確立していました。
カフェコヴァミラノ本店でも、カウンターでコーヒーをサッと飲むミラネーゼが殺到し、激混みをよく目撃していたので入店を諦めたことも何度もあります。笑
でも、ご安心ください。ちゃんとテーブル席も、ガーデンテラス席も用意されています。
テーブル席の豪華なシャンデリアも見もの
室内のテーブル席は、60席ほどありますが3つの部屋に仕切られており、とっても落ち着いた空間です。
エレガントな空間で清掃も行き届いており、老舗の雰囲気を十分感じながらも居心地のいいスペースで気分はセレブです!笑
豪華なシャンデリアでテンション上がりますね!
ショーウィンドーのディスプレイもこんなに綺麗
7月はショーウィンドーの製菓も夏らしい海をイメージしたターコイズブルーで統一されていてとてもキュートです。 こんなケーキをプレゼントされたらたまらなく嬉しいですね♪
ミラノらしい空間のガーデンテラス
そして、お店の中を突き抜けて中庭へ出ると、ガーデンテラス席もあるんですよ~。こんな一等地でテラス席でカフェができるってなんて優雅なんでしょう!
テラス席の空間インテリアもとてもエレガントで5星ホテルレベルですね。50席以上はあるようでした。グリーンの配置などすごく手入れが行き届いているテラスでした。
カフェ・コヴァミラノ店のメニュー
気になるメニューもご紹介していきましょう!
爽やかに朝カフェも、ショッピング前にさくっと軽食ランチ、ランチ後のカフェタイム、夕食前のアペリティーヴォに軽く一杯、、、と1日中楽しめるメニューが豊富に揃っています。
カフェ・コヴァのパステリーもとても充実していて、毎日パティシエが作る美味しいデザートは甘すぎず、上品な味わいで日本人の舌にもバッチリ合うのでどんなメニューがあるのかご紹介させてください。
コーヒーからカクテルまでドリンク各種
コーヒー各種、紅茶、ハーブティー、フルーツジュースから、アルコールなしカクテル、カクテル各種他、ワインやシャンパンなど カフェテリアなので飲み物はもちろん全て揃っています。
Healthyメニューはスムージー?
いきなりメニューに英語でヘルシーと書かれているメニューですが、どうもこれはスムージーのようですね。 デトックス、ビタミンCブースト、グリーンパワーなどフルーツやお野菜の美味しそうなスムージーが揃っています。
コンチネンタル風の朝食メニューも
メニューにEggsという欄がありまして、おそらくこちらはコンチネンタル朝食を食べたいお客様に用意されているメニューですね。
ハムとチーズのオムレツ、ベーコンのスクランブルエッグ、アボガドとポーチドエッグのトーストなど用意されているので、イタリア式の甘いパン菓子とカプチーノでは物足りない方にもぴったりのメニューが用意されています。 私も一度食べてみたいですね。
ペストリーメニューも充実!
クロワッサン各種、ライスプディング、クッキー各種、ミニョン各種、本日のケーキ、ティラミス、コヴァカップ(カスタードクリームにミックスベリーと生クリームにピスタチオダイスがトッピングされているコヴァオリジナルデザート)、パネットーネ(ミラネーゼの伝統スポンジ菓子)、フルーツポンチ、フルーツシャーベットなど
食事もしっかり。ミラネーゼ料理もあります!
季節などで内容が変わると思いますが、ご参考までに2021年7月のメニューです。
ミラノ風サフランのリゾット、マザーラ谷の赤海老とバジルのホームメードパスタ、トマトとバジル、ブッラータチーズのリガトーニ パスタ、ガスパッチョ、スモークサーモンとアボガドトースト、メカジキのカルパッチョ サラダ添え、ミラノ風コトレッタ(カツレツ)トマトとルッコラ添え
以上がメニューに記載されていました。 どれも美味しそうですね!
朝カフェにマリトッツォをオーダーしたら美味しすぎた
今回テーマが朝カフェの通り、モーニングにぴったりのイタリアンメニューをオーダーしました。
なんとローマの定番マリトッツォもコヴァで楽しむことができます。
行ったのが、日曜日の朝10時ごろだったのですが、マリトッツォもライスブディングもできたてほやほやですよ~といって出してくれました。
いや。美味しいに決まってます!
真夏の朝だったのでビタミンたっぷりグレープフルーツのスプレムータを頼みましたが、友人はアメリカンコーヒーをチョイス。これがまたおしゃれな銀食器で登場し、コーヒーの香りも味も量も日本人の方には満足していただける内容です。
参考までにモーニングカフェのお値段は?
コーヒーとマリトッツォで10ユーロでした。
老舗のカフェでゆったりとセレブな気分を味わえて、ドリンクもペストリーも申し分なく美味しく頂けて、質・量共に満足の内容でこのお値段は大変お得だと思いました〜! 通いたいくらいです。笑
特に日曜日の朝は人も少なくゆったりできるのでオススメ!
気になるサービスは?
こちら。正直に書かせていただきます。めちゃくちゃ親切に対応いただきました。
テーブルサービスは文句ないです。 ここはどこ?と思うくらい一般のイタリアのサービスに慣れてしまうと比較になりません。
レベルは5星ホテル並みに行き届いていました! お見事です。
日本から旅行でいらっしゃる方には、普通のサービスに感じるかも?しれませんが、イタリアでこのレベルのサービスはミシェラン星付きレストランや5星レストランでした!
アドレス / 営業時間
アドレス: Via Montenapoleone, 8 Milano モンテナポレオーネ通り8番
営業時間: 月曜〜土曜 08:30−20:30
日曜・祝日 09:30−19:30
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いかがでしたでしょうか。
いつもだったら激混みの印象しかないカフェコヴァへ久しぶりにモーニングに行ってきましたが、大好きなマリトッツォも大変美味しく、お兄さん達のサービスにも感動して100点満点でした!
ぜひ、ミラノへお立ち寄りの際は一度は訪れてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!!!