前回のブログでは
・出発前のフライトのチケットの購入
・フライト時間の変更
・PCR検査の予約
・MySOSアプリの準備まで
以上の体験をご紹介していきました。
今回は主に
・ミラノからフランクフルト経由で羽田までのリポート
・羽田空港に到着後の検疫検査の流れ
・1週間の自宅隔離になった場合のMySOSアプリがどのように機能しているのか
こちらの実体験をもとにリポートしていきたいと思います。
個人的な体験ではありますが、もしみなさんにも似たようなハプニングが起こったときに不安なく対応できるかもしれません。
よろしければ参考になさってください!
日本へ到着予定時刻の16時間前までにMySOSアプリの事前登録を済ませる!
PCR検査を受けた後、陰性証明書が送られてきます。
24時間後に送られてくると言うことでしたが、ラッキーなことに今回は12時間後に受け取ることができました。
陰性証明書をダウンロードする他に3つの項目のものを登録しないといけませんがそちらは出発1週間前には記載済みでした。
出発前日の夜9時半ごろに受け取ったので早速MySOSに陰性証明書を送信します。
これで一通りの記載事項を記入したのでアプリのステータスも黄色へ。
そして翌朝チェックしたら既にステータスも緑色の審査完了になっていました。 朝慌てることもなく出発準備をすることができました。
心配だったので陰性証明書はプリントアウトもしましたが、こちらは見る人は誰もいませんでした。笑
フライトは満席状態!フルフラットはもうあり得ない?
前号でもお伝えした通り、フライトの出発時刻の変更でコールセンターに電話をかけることが多かったのですがその度に空席状況を確認していました。
コールセンターの方からも、パンデミック中に仕事でイタリアと日本を往復していた友人たちからもアドバイスをもらっていましたが、みんな声を揃えて
機内はガラガラで、エコノミー席でフルフラットで寝て帰れるというものでした。
予約時から搭乗1週間前まで空席と確認されていたのですが、オンライン予約ページを出発3日前に覗くと、既に7割ほどシートが埋まっています。
いつの間にか予約状況が混雑してフルフラットで優雅に寝て帰れると予想が崩れました。
あんなに空いていると言われていたので急にこんなに混むとは信じたくありませんでした!笑
今回のフライトは長崎までの旅程で長いです。
トランジットの時間も含めて全てを換算すると25時間以上も乗り物に揺られていなければいけません。
満席のエコノミーでの帰路はフルフラットと違いハードです。
急に焦ったので、すぐにコールセンターに電話して混雑状況の確認を、ついでにアップグレードを頼んだらいくらするのか聞いてみました。
混雑状況は、入国緩和に伴い予約が急激に増えたことと、座席の確定を行なっていなかった予約者が席を押さえ始めてきたなどが考えられるでしょうとのこと。
予約時に混雑が予想できていたらプレミアムエコノミーを抑えればよかったと後悔しました。苦笑
予約時にはエコノミー席とプレエコ席の差額は3万円くらいだったと思います。
ちなみにアップグレードをした場合いくらになるか聞いてみました。
3日前の直近だとお値段は跳ね上がります。
●エコノミーからプレミアムエコノミーへは950ユーロ!
●エコノミーからビジネスクラスへのアップグレードは15000ユーロとのこと。日本円にして200万を超えてしまいます!
アップグレードは諦めて、エコノミークラスの非常口付近のスペースのある座席をチェックしたらもう遅かったです。全部席は埋まっていました。
他にスペースが確保できる席は無いのでしょうか?? コールセンターのお姉さんに泣きそうな声で伺ったら、エコノミークラスの最前列はお子様連れや車椅子の方用に最後まで席の予約ができないとのこと。
当日、フランクフルトのカウンターで席を変更をお願いしてみてはどうですか?と優しくアドバイスいただけました。
夢のフルフラットが不可能とわかり凹みましたがもうこれはしょうがないですね。もう考えないようにしました。
そして、出発24時間前のオンラインチェックイン時にはほぼ満席に埋まっていました。泣
ルフトハンザのオンラインチェックインでの手続きで、運よくエコノミークラスの最前列の通路側の席をゲット!
これでなんとか救われた思いでした。
EUの子供達の夏休みの多くは6月中旬ごろから始まると思うので、今後ますます混雑するかもしれませんね。
余談:ミラノにはマルペンサ空港とリナーテ空港
余談ですがミラノには2つ空港があります。
マルペンサ空港は国際空港なので以前は日本の航空会社の直行便もこの空港が使われていました。ミラノ市内の自宅からだとタクシー約15分とマルペンサExpressという列車を利用して約1時間半かかります。
リナーテ空港はミラノ市内にあり、ドメスティックではあるのですがイタリア国内やEUの主要都市への移動にはとても便利な空港です。
自宅からタクシーで約15分で着くので可能な限りこちらの空港を利用しています。
その他、ミラノの隣の県ベルガモにはオーリオ・アル・セーリオ空港がありますが
こちらは主にLLC格安航空会社のフライトが多いです。
自宅からの移動時間はおよそ1時間45分なのでコスパはいいと言えず、個人的にはあまり利用しないです。
ミラノ・リナーテ空港出発ーフランクフルト経由ー羽田空港到着そして降機まで
さて、リナーテ空港のルフトハンザ受付カウンターへ。
チェックイン手続き時にはMySOSアプリの登録を聞かれました。
ドイツでのトランジットで必要であろう陰性証明やワクチン接種の有無など、ここでは特に問われませんでした。
2年ぶりの飛行でしたが、リナーテ空港は改修工事を終えていて外見はあまり変わってませんが、空港内は以前と比べてオーガナイズされ綺麗になっていました。
リナーテ空港もいつもよりは空いていますがガラ空きということはなかったです。
イタリア国内線やパリ行きなど搭乗ゲートにはそこそこの人が集まっていました。 フランクフルト行きの機内は半分~6割ほどが埋まっていた印象です。ミラノリナーテ空港から日本人は4名乗っていました。
フランクフルト空港到着後、トランジットは順調?
空港はEU内のトランジットはショップもレストランも開いていて機能しており人混みもそこそこ。
ドイツの指示ではトランジットのみの使用でも48時間以内の陰性証明書もしくはワクチン接種証明書のいずれかを求められます。
出国審査でのパスポートコントロールはいつも通り。イタリアでの滞在許可証VISAは必要でした。
こちらでもPCR検査の陰性証明などの提出は求められませんでした。
ただ、空港ターミナル内に警察グループがいたので検問されたらちゃんと見せないといけないと思います。
国際線専用のターミナルへ移動の際ゲートでもないのに廊下を塞ぐように8人くらいの警察官がいらっしゃいました。 おそらく抜き打ちで陰性証明などをチェックされているんだと思います。
国際線専用ターミナルもそこそこ人はいましたが、国内線やEU内のフライトよりは静かな印象です。
フランクフルトでの搭乗カウンターでは搭乗時刻80分前より、登場カウンターで陰性証明の事前確認が混乱もなく行われました。
搭乗するとどのクラスの席もほとんどが満席でした。お子様づれの方も多く
乗客は7割が日本人。その他の3割くらいは外国人の方も多く見受けられました。
離陸前に1名、搭乗しない人が出たそうで、その人の荷物を飛行機から取り出すのに10分ほど待機後出発します。
さすが日本の航空会社! 全日空さんでの飛行はやはりサービスもCAさんのおもてなしも快適でした~♡
羽田空港へ到着から検疫~入国までの流れ
予定より30分遅れ16:30ごろ無地に到着後、いよいよ検疫へ投入です。
機内アナウンスでは、検疫場が混み合っているとのことで待機の指示がありました。
検査官に従い、座席の前方・中央・後方 の順で降機とのこと。
着陸後30分以上も経過した頃、ビジネスクラスと国内乗継者優先で降機とのアナウンスが入ります。 国内線乗継者なので急いで支度をして飛行機を出ます。
機内待機時間 : 40分 (時刻は17:10!)
H2 いよいよ検疫審査へ手続きはベルトコンベアー式
検疫官はほとんどが女性だったように思います。
丁寧に対応してくれるので悪い印象はありませんでした。
これから長い道のりを歩き回りながら検疫審査を進めていきます。
国内線乗継時間がこの時点で2時間もなかったため、とにかく急ぎ足で審査ブースへ進んでいきました。
そのため正確に手順は覚えていませんが、おおよその検疫手順の流れを記載しておきます。
① アプリMySOSのチェックレーン
ここでアプリの登録が済んでいない方は全ての書類のチェック・登録が済んでいない場合は書類へ記載を済ませるようにテーブルへ移動。
②検疫官による個別MySOSとパスポートのチェックブース
MySOSのQRコードの確認が行われました。
空港のWifiは混んでいたのでアプリを開くのに時間がかかりました。(筆者の場合はブースで3分以上開くのに待たされました。)
スクショしてQRコードのページを保存の場合は、トップ画面のステータスから登録有効期限までの全ての情報が確認できるように用意。(1枚のスクショで難しい場合は2枚に分けてスクショすればOK)
③ 健康カード用紙を受け取るレーン
健康カードに必要事項を記載
④ 健康カード、パスポートチェック窓口
検疫官による書類チェック(ワクチン接種有無も聞かれる)
⑤ 唾液検出用の専用容器の配布
⑥ 唾液を容器に挿入するブース (立って行う)
⑦ MySOSアプリの最終確認(位置情報などの登録をチェック)
ここはスマホの位置情報が確実に表示されるかアプリとアプリの設定内容をチェックされます。なぜかここだけ日本語を話せるアジア人バイリンガルが多かったです。
⑧ 最終の検疫官との個別プチ面会
日本での滞在先、自宅等待機の方法、そして入国後の移動等を確認
⑨ 検査結果待ちブース(普通の搭乗カウンターなどが利用されている)
健康カードの番号をモニターで確認後カウンターへ行き陰性証書のピンクの紙をもらい
⑩ 健康カードの最終チェックが行われて終了!
これが終了する頃には目の前は入国審査のブースに到着しています。
パスポートコントロールを終えて、手荷物を引き取り税関通って出口へ。 (時刻は18:30)
飛行機着陸後からは、2時間。
降機からは1時間20分で検疫審査が終わりました。
検疫検査は思ったよりスムーズでしたが、到着時刻の30分遅れや、飛行機着陸から降機までの40分待ちで1時間10分のロスがあったので、
国内線乗り換えの方は最低4時間以上は見積もっていた方が安心です。
一か八かの国内線移動チェックインには間に合う?
国内線の移動は、ターミナル連絡無料バスに荷物を全て持って移動します。
ターミナル連絡バス18:35発
→ 全日空国内線ターミナルへは18:50着
猛ダッシュへチェックインカウンターへ
手荷物をここで手渡し(ラストコールと同じタイミング)して
長崎行きの搭乗口まで急ぎ足で向かい
→ 19:15発に乗り込めました。大汗
国内線の係員の方からは、国際線の乗換や検疫検査のことなどは一切聞かれませんでした。
今回は運良くギリギリで間に合ったのでよかったですが、万が一間に合わなかった場合は国内線チェックインカウンターで地上係員に相談することになるそうです。
・コールセンター
・フランクフルト搭乗口カウンター
・降機口の係員
・手荷物受取場
どこで問い合わせても間に合わなかった時点で相談して決められる。
との一貫した返答でした。
フライト時間の変更のため、チケット購入時には5時間以上開けていた乗り換え時間が短くなってしまったので、もし乗り遅れていたとしてもなんらかの対応はしてもらえるはずですが、予約するときは乗継時間は余裕を持って購入くださいね。
成田空港では、検疫審査が長引いて国内線の乗り継ぎや終電に乗り損ねたとしても責任は取ってくれないとか? 噂で聞きました。
やっと日本についてほっとするのも束の間。
国内移動も大変ですが、とにかく時間に余裕を持って、もしくは早朝に到着する航空便など日本到着後日中の時間を確保できるような旅程にされるといいかもしれません。
・・・・
以上が2022年4月1日に羽田空港に到着し、実際に体験した検疫審査レポートでした!
ちょっとでも皆さんの旅行計画にお役立てたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました♡