北京オリンピックが閉幕し、次の会場はイタリアで2026年に開催されます。
イタリアと聞けば、青の洞窟・燦々と輝く太陽・温暖気候などの南国的なイメージがどうしても強烈ですが、北日本と同じように寒い気候地域もあります。
今回はオリンピックに特化しながらも会場周辺のこと、そしてイタリアの冬山をご紹介したいと思います!
オリンピック開催期間やイタリア歴代大会開催会場
開催期間: 2026年2月6日~22日の17日間
イタリアで冬のオリンピックはこれで3回目になります。
過去冬季オリピック会場:
1956年 コルティナ・ダンペッツォ(Cortina d’Ampezzo)
2006年 トリノ(Torino)
ちなみに夏季オリンピックでは1960年にローマで開催された1回だけです。
次期オリンピックのミラノ・コルティナ会場というのは ミラノと初めてイタリアで開催されたオリンピック会場のコルティナ・ダンペッツォなど分散会場で行われます。
オリンピック会場はミラノ&コルティナ・ダンペッツォ その他でも
分散会場で開催される予定の次期オリンピックですが、各地で役割分担がされているのでご紹介していきます。
まずは各会場をイタリア北部の地図でご紹介していきましょう。
北イタリアの地図からオリンピック会場をマッピング
出典元:https://amp.milanotoday.it/sport/olimpiadi-invernali-2026/mappa-impianti-gare.html
ミラノ会場とコルティナ会場は約500kmほど離れています。
主な会場は 地図の西から順番に
ミラノ・ヴァルテッリーナ地方・ヴァル ディ フィエンメ地域・コルティーナ ダンペッツォ となります。
ミラノの北、コモ湖とガルダ湖の中間北方面に位置するヴァルテッリーナ地方はスイスとの国境沿いです。
そしてコルティーナ ダンペッツォはオーストリアの国境沿いと、アルプル山脈が各国をちょうど横断しています。(地球の立場からですと、各国が勝手に分割したんでしょうけれど。)
オリンピック会場を回ると極北イタリア旅行ができそうなくらい広範囲に渡って会場が点々と連なっていますね。
東アルプス山脈の一部で自然遺産にも登録されているドロミィーティ山塊という山群にあるスキー会場がコルティナとヴァル ディ フィエンメです。(地図では右側の2つ)
ドロミーティは3000m級の山々が18峰あり、夏は登山やハイキングを。冬はスキーリゾートとして大自然を満喫できるシチュエーションです。
ドロミーティの山岳地は14万ヘクタールという広大な広さで、スキーコースの全長はなんと1200km分もあり、コースは450もあるそうです!!!
イタリアでもスキー愛好家は意外と多く、特に中部イタリアより北のイタリア人の冬のレジャーはスキーといっても言い過ぎではありません。
(イタリアの美しいアルプス山脈やスキーリゾート地については別の記事でご紹介しますが、メイン会場の1つであるコルティナ ダンペッツォはイタリアのスキーリゾートとしてとっても有名です。 夏は海の別荘、冬は雪の別荘、、、年中大人の遊びを知っているイタリア人ですね。)
ミラノとヴェネツィアの間にあるヴェローナ市では閉会式が行われる予定。
それでは会場ごとにどんな競技が開催予定なのかイタリアメディアの情報からピックアップしていきます。
オリンピック各会場の主なスケジュール
まずはマップの左側ミラノから見ていきましょう。
ミラノ市内の主な会場
・2月6日の開催式
サン・シーロスタジアムで行われる予定です。ACミランとインテルチームのホームスタジアムとして主に使用されていることで有名です。
・選手村
ミラノ市内の鉄道跡地に市街地開発事業として施設が建設される予定です。2025年初夏には完成予定とのこと。
・アイスホッケー会場
アイスホッケーリンクをミラノ・ロゴレード地区に設置予定。
・フィギアスケート・ショートトラック会場
メディオラヌム・フォーラム会場はミラノ・アッサーゴ地区にある屋内アリーナ。
2018年にも世界フィギアスケート選手権が開催された場所でもあります。
ヴァルテッリーナ地方の主な会場
ヴァルテッリーナ地方での主な場所はボルミオとリヴィーニョ世界各国の選手用に利用される公式練習会場と選手村が設置される予定。
主な競技:
アルペンスキー男子
スノーボード
フリースタイルスキーが開催されるエリアになります。
ヴァル ディ フィエンメ会場
こちらの会場では2013年冬季ユニバーシアードや2019年ISUジュニアグランプリなども開催されているなど、国際試合の経験豊富なロケーションです。
主な競技:
スピードスケート
ノルディックスキー
ジャンプスキー
コルティナ・ダンペッツォ周辺の主な会場
1956年に行われた会場と同じ場所で2度目のオリンピックが開催されるとこもあるようです。
競技開催数も1番多く、ヴァル ディ フィエンメと合わせると9競技がドロミーティで行われます。
冬のセレブリゾートでオリンピックが再び開催されるなんて地元の人は大喜びでしょうね!
主な競技:
カーリング
アルペンスキー女子
ボブスレー
バイアスロン
スケルトン
リュージュ
閉会式はヴェローナにて
オリンピック最終日の閉会式は山を降りて、ヴェローナのアリーナにて開催予定です。
こちらのアリーナは古代ローマ時代の円形競技場で西暦30年頃に完成したと言われる築2000年の場所です。 イタリアが誇るアリーナは今でも国民に愛され、夏のオペラ・フェスティバルがとても有名です。
アリーナの会場には16000人が収容できるとか。
歴史的な会場でオリンピックの閉会式が行われるに相応しい場所ですね!
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いかがでしたか?
まだ4年先ですが、イタリアの4つの州が2026年のオリンピックに向けての建設工事などに着工し始めました。
イタリアのアルプル山脈も美しい場所がたくさんあります。
冬のバカンスに欠かせないスキーリゾートについては別のブログでご紹介します!
この度も最後までお付き合いいただきありがとうございました!