夏といえば、、、うなぎが食べたい! 土曜の丑の日にうなぎが食べたいな・・・。
暑くて暑くて夏バテしそうな時にふと想った7月の終わり頃、偶然にもイタリア在住の友人からうなぎが食べられると噂のレストランがあると聞いたところでした。
これは行くしかありません。ということで行ってまいりましたのでレポートさせていただきます!
ロケーションはミラノファッションの地トルトーナ地区
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Ristorante Hazamaのあるロケーションはトルトーナ地区にあります。
ミラノのドゥオーモから南南西に位置するナヴィリオ運河に近く、一見すると普通の閑静な住宅街です。
トルトーナ地区は戦後から1990年代ごろまで、NYのSOHOのように若いクリエイターやアーティストが集まっていた地区として独自のカルチャーを築いてきました。
そして、このトルトーナ地区こそイタリアンファッションを生み出し続け、イタリアファッション界をリードしている発信源の場でもあるんです。
今では世界トップのファッションブランドの本社やショールームがあちこちにあり、現代美術館やデザインホテル、オシャレなレストランもある素敵な地区です。
観光地ではないものの、ミラノでは特別な地区です。
リストランテ狭間は2020年春にオープン
ミラノのロックダウンが始まったのは忘れもしない、2020年の3月8日でした。
それから間も無くレストランを開業されています。
ミラノでもパンデミックに襲われて社会がパニックでしたし、レストラン業界も閉業命令が出たり、Uberでのデリバリーが登場したり、店内飲食禁止、テラス席のみの開業許可など、毎月のように規制が変わる中で本当に大変だったと思います。
それでも、Hazamaの評判は噂で聞いていました。
「新年のおせち」のデリバリーが美味しかった。とか、美味しい鰻重があるらしい。とか、食通の友人もとても美味しいと教えてくれていたのでとても気になってました。
ランチに鰻重大盛りと海鮮重をオーダー
皆さんも海外旅行で、うどんやラーメンが無性に食べたいと思ったことってないですか? 海外在住が長くなると、日本が恋しくて特に温泉と和食に飢えることがよくあります。笑
今回は8月の土曜の丑の日がどうしても頭から離れず、迷わず鰻重の大盛りをオーダーしました。
まずは突き出しの小鉢から
イタリアでは一般人にはまだまだ入手困難なオクラ、きれいに皮のむけたプチトマトとひじきのお浸しでした。
食べていても丁寧さが伝わる優しい味わいです。
うなぎはびっくりするぐらい皮はパリパリ、そして身はとても柔らかく、うなぎのたれも日本の鰻屋さんで食べる鰻重のレベルです。
友人のオーダーした海鮮重も見ただけてとても丁寧に作られていることが分かります。
その後お味噌汁もお漬物もいただきましたが、どれもが優しいお味で本当にほっこりできました。
これで日本へ帰れないストレスも和らぎ、もう少し頑張れそうです!
実はうなぎの産地がイタリアにはあります。ヴェネツィアから20kmほど南にある街キオッジャChioggiaがとても有名です。
狭間シェフも、このキオッジャのうなぎで鰻重を丁寧に作ってるんですね!
ランチメニューはその他に、
和牛 網焼き重、かき揚げもついた手打ちそば
などがあります。
ディナーは本格的な懐石料理が味わえる!
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メディアでも懐石料理が紹介されています。
イタリアの地元の旬の食材や、地中海で漁獲された新鮮な魚を使ったオリジナルのKaiseki料理。季節でお品書きは変わりますが、日本じゃない場所で本格的な懐石料理が味わえる時代になるとはとても感慨深いです。
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注:インスタのコメントはミラノのロックダウン規制中で特別メニューです。
2021年8月現在は、ディナータイムは懐石料理コースのみ。
予約が必要で、時間は19:30~ または 21:00~の2部制です。
リストランテ ハザマの狭間シェフの経歴
食事が終わるとわざわざ狭間シェフが挨拶にきてくださいました。
とっても穏やかで親しみやすいお人柄です。
イタリアでは基本、レストランの予約では私はMidoriの名前を使用します。
名字はイタリア人には複雑なので分かりづらく、名前だと覚えやすいので。
それをスタッフから聞いてくれていたシェフは「みどりさん~!」と名前まで呼びながらきてくださいました。笑
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狭間シェフは今現在36歳。出身は群馬。
日本では、かの有名な日本料理の老舗なだ万さんで5年修行されたそうです。
その後、イタリアやイタリア料理にも興味を持ち2010年に渡伊されました。
イタリアのイタリア料理店も、ミシェラン3星レストランのエノテーカ・ピンキオッリ(フィレンツェ )や、その他北イタリアの違う州でも研鑽を重ねていかれました。
ミラノでも、イタリア料理店はもちろんのこと、日本食店にも勤めた後、ご自身のレストランを開業されました。
通常、8月になると多くのミラネーゼはバカンスでミラノに不在のため、飲食店も閉業するところがほとんどですが、Hazamaは8月も元気いっぱい営業されるとのこと。
元気な狭間シェフはお若いですし、これからのご活躍がますます楽しみですね!
リストランテ狭間へのアクセス
Ristrante Hazama
https://www.ristorantehazama.com/jpn/home.html
アドレス:Via Savona, 41 ヴィーア・サヴォーナ, クワラントゥーノ(41)
Tel. +39 02 0995 5972
Delivery e Takeaway :
火曜〜日曜 12:00 – 15:00 / 18:30 – 22:00
デリバリーメニュー:
https://sites.google.com/view/ristorantehazama-takeway-menu
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ミラノにて、日本の味で癒されることのできる貴重なレストランのご紹介でした。
もし、イタリア旅行中にイタリア料理にちょっと疲れたなと思ったら和食で癒されてみてはいかがでしょうか。
この度も最後までお読みいただきありがとうございました!