イタリアに好印象がある方が多いでしょうか?
それとも、なにかしらこれまで旅行にきて、もしくは仕事でイタリア人や企業と関わることで
トラブルがあって不愉快な経験がある方もいらっしゃいますか? もしかしたら両方を経験されているかたもいらっしゃるかもですね!
イタリアに住んでいると心臓が足りないくらい不愉快な時と、脳裏にガーンとぶつけられるほどの
感動を受ける時と両方あって、心を大きく揺さぶられます。笑
今回は楽しいイタリアもいいですが、実際にイタリアへ旅行や出張で被害に巻き込まれるケースがありますので、気をつけるだけで被害を最低限に抑え、安心して快適に過ごしていただけるような記事を書きたいと思います♡
事前に対策をとってイタリアへいらしていただければ、現場での行動も快適になるはず?!
最近のイタリア事情
2019年の在ミラノ 日本領事館には北イタリアの被害件数が約200件。
2018年の在ローマ日本大使館と在ミラノ日本領事館への被害件数は約500件あったそうです。
主な被害はスリ、置き引き、ひったくりなどの軽犯罪。
アメリカやブラジルでも生活したことがあるのですが、治安との向き合い方は各国それぞれだと思ってます。 ブラジルのサンパウロに滞在していた頃は本当に身の危険を感じる被害が身近にあちこちでありました。信じられらいくらいゾッとする話が多かったです。
イタリアではこれまで怪我を負う強盗致傷事件はあまりありませんでしたが、
在ミラノ日本領事館から、ミラノの高級ブティック街で日本人のカップルが強盗致傷事件が発生した旨をメール連絡で注意喚起があったり、数千万円の時計をはめて出かけていたイギリス人の男性が数人のグループに襲われたというのがニュース2020年夏ごろに出てきたりと、近年は被害が手荒になることもあるようです。
メディアでもいろんなところで注意喚起されているので、情報をご存知の方もいらっしゃると思います。安全対策の知識や体験者の声は多いほうがいいかもと思いまして、今回書かせていただくことにしました。
普段の生活では気をつけていれば被害は抑えられますが、ちょっと気をつけるコツがあるので
それを今回は皆さんにシェアしてお役に立てていただければと思います。
ちょっと長くなるので3本仕立てでお送りしたいと思うので、まずは実際のわたしの苦い体験談からどうぞ。苦笑
わたしの苦い思い出
海外に出て23年になりますが、バックごと盗まれたことが生涯で1度だけあります。
ちなみに私はイタリア在住7年目の時に置き引き被害にあいました。
仕事中で、たまたまショールームに1人で対応しており、来場者から呼び出されて受付席から席を立って商品の説明をしている数分の間に盗まれました。泣
後に泥棒は2人組だと後でわかります。 一人は商品の説明を聞くフリをして、わたしの気を引いている間にパートナーがバックを盗んでその場を立ち去る。
残念ながら他の日本の社員さんが全員2階に行っている間を見計らって入場されたのでした。
この日はわたしは企業さんの方へ心配なのでバックを預ける場所がないかも事前に相談しましたがそんな場所はないので自分の受付席の足元に置いといてくださいの指示のまま。わたしの注意がなかったせいで起こったミスです。
残念ながら、被害者でもありますが、被害を受ける状況を作ったのもわたしなので責任はこちらになります。 これが欧米の厳しさといいますか。
すごくショックを受けましたし、お気に入りのものばかりがバックの中に入っていたので2ヶ月くらいは落ち込みました。
被害は膨大
旦那にもこっぴどく叱られ、お前はイタリアをわかっていないと散々説教されました。
そりゃそうです。 だって、バックの中には家の鍵もアイデンティティーカードもありますから、住んでいる住所が見てわかるからです。
警察に被害届をいいに行くと、警察にいる間に鍵で家をあけられて家のものを盗まれるから事情聴取はあとでいいから早く家に戻れと言われたくらいです。
本当に恐ろしい。被害は膨大です。
我が家はすでにセキュリティーアラームを設置していたり、ドアの鍵も3段階構造のものになっていて、1段回目の鍵を紛失したら、2段回目の鍵を利用できるシステムのものを購入していたのですぐに取り換えるなどして被害は抑えられました。
日本だと今はマンションはオートロックでのセキュリティーも進んでいると思いますが、15年以上前の話なので鍵のシステムが3段階になって万が一のためのセキュリティー対策を取っていたのは主人に感謝しかないです。そうじゃなければドアの改装工事にうん十万円を浪費するところでした、、、。泣
当時はいろんなイタリア在住の日本人の先輩の方々にそのことを言うとそれはそれは慰めてもらいましたが、ほとんどの方が置き引きやスリは経験済みでした。苦笑
残念ながら、被害にあわない人は相当気をつけているということでもあります。
今でもこの体験があって教訓になっています。
言葉ができるから、長くこの街に住んでいるから。これは全然関係ありません。
人間として注意しているかしていないか。 本当にここに尽きます。
旅行とは関係ないですが、一人暮らしの時に1度空き巣に入られたことがあります。
3泊4日の旅行から帰ってきたらドアがバッキバキに破られていて、中に入ったら全てをひっくり返されていました。 ジュエリー類以外は盗まれなかったものの、下着類の棚なんかも全部床に散らかってすごかったです。 見知らぬ人にプライベートのものを触れられた気持ち悪さ。
結婚後は家にはセキュリティー対策として防犯アラートの設置をしていて、警報機がなればそのまま警察に通報されるシステムになっているので被害は最低限に抑えられています。また近所の方ともいいお付き合いをしているので、もし万が一物騒な物事があれば不審に思ってくれます。
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当時の経験を思い出しただけで凹みますが、こんな大変な経験はこれを読んでくださった方には本当にして欲しくありません。
気を引き締めていただくだけで、被害は免れますからぜひ参考にしていただければと思います。
では次回は、どんな人が狙われやすいのか?をご紹介いたします!
あまり楽しい話ではなかったですが、最後までお読みいただきありがとうございました!
みなさんのイタリアステイが少しでも快適になりますように♡