トラブルには巻き込まれたくない!楽しい思い出だけで日本へ帰国したい!と、思ってくださっている方がお読みくださっていると思います
これまで、トラブル対策としてまずは私の実際の体験談 イタリアの治安は?日本人在住22年筆者のリアル体験談をご紹介!
そして、どんな人をターゲットにされているかの予想としてイタリアで快適な旅の安全対策! ターゲットになる確率を減らすには? 紹介してまいりました。
最近は、パスポートと同じくらいスマホが盗まれると本当に何もできなくなるので大変です。
少しでも事前に対策をしていれば防げるトラブルもいっぱいあるはずなので
今回はこれまで私が周囲で聞いた手法を例に取りながら、スキを作らない!
ターゲットになることを避けることを洗い出して、狙われる率を下げていく提案を行なっていきたいと思います!
手から外したバックは盗んでくださいとアピールしているようなもの
そうです。
大事なのは、私のものは一切他人に触れさせない! と言う態度を示すことだと思ってます。
シチュエーションごとに、どんな状況で被害にあったのかの実際に周囲の人の話や現場にいた時の話を。
その後に、気をつけていれば免れていただろうことがあるかもしれないので、実際にわたしが日頃気をつけているポイントをご紹介いたします!
地下鉄や駅にて
- 学生の子がショルダーバックを体の前にかけていました。→ 人が多くて混雑中に、財布を盗まれた
- 現地在住日本人がショルダーバックを背中に回して、スーツケースを持っていた。→ エスカレーターに乗っていたら後ろからドンとどつかれて、彼はちょっと前屈みによろめいた瞬間ショルダーバックのジッパーが開けられました。彼の場合は何も入っていなかったのでセーフ。
気をつけるポイント
バックはジッパー付き。
トートバックのような広がるタイプのものは、手を突っ込んで盗める確立を増やす。
ジッパー付きのバックを脇に抱えていると、ジッパーすらも開けれないと諦められやすい。
大事なのはショルダーバックのジッパーの留め金部分は、混んでいる地下鉄などでは手を添えておく。
ショルダーバックを背中に回しているのもアウト!(目も手も離れているので)
レストランで
- 友人と飲んでいて盛り上がっていた。→ 隣の席に置いていたコートが盗まれていた。
- 仲間とご飯を食べるのでテーブルの下の足の間に挟んでいた。→ 食事が終わって席を立ったらバックがなくなっていた。
- 自分の席の椅子の背もたれの取手部分の外側にバックを引っ掛けていた。→いつの間にかなくなっていた。
- 財布の入ったコートを預けた。→ 財布がなくなっていた。
そう。私たちが夢中で話していたりご飯を食べている間にも、プロはそれを目で追って見ており、他のことに気を取られている間にすっと盗んでいきます。
もちろん空いているお店では難しいでしょうが、混んでいるレストランでは人が流動するのでこんなことができるのでしょう。
スマホも狙われる・・・
スマホもテーブルの上においたままなんてもってのほか!タブーです。
スマホは使う時だけバックから取り出す、使わない時は人目につかない場所に隠す。
使わなくてもテーブルの上にスマホを置く場合はその上に手をかざしておく。は当たり前です。
とにかく盗まれたら困るものは常に手に触れていること、もちろん目でもチェックできる視界にあることが大事ですが、目だけだと不十分です。
気をつけるポイント
その場のシチュエーションに合わせて臨機応変に対応は必要ですが、いくつか対策例をあげてみます。
背もたれ部分がしっかりカバーされているイスの場合:
ショルダー 部分は腰に巻いたまま、チャックを全部閉めて腰の部分に置いてバックをつぶすように背もたれやクッションがわりに。その上にコートをかぶせて見えないようにする。
など、手を差し伸ばされても簡単には引っ張られないように。
隣の席に置く場合:
椅子の背もたれにショルダー を巻いて、スリができにくい状況を作ります。バックが見えないようにコートを上からかぶせて人が近づけないよう自分が壁になるなどして誰からも触れられないように対策を取ります。 もちろんその椅子は自分に近づけて。
バックが小さい場合:
そのまま膝の上にのせるか、股に挟んでその上にテーブルナプキンをかけるなど対策を取ります。 もしくは太もも下に敷くなど。とにかく自分の体で防御。
人目につかないようにします。
高級レストランなど:
テーブル席同士が離れていたり、個室の場合は入り口付近を避けて、自分の内側に置いておいて。
その他、自分の席の隣においでも大丈夫と判断した場合は、テーブルで一緒に食事をする仲間との間にバックを置いて対応するなど、想定できる範囲で対策をすることを心がけています。
とにかく知らない人に触れられることを避けることが大事です!
お会計にて
ランチやちょっとした休憩中のカフェで財布を開ける際も素早く、財布を大きく広げない。
プロは人は見ないです。見るのは身の回り品や財布の中身です。
レストランではカード端末機をテーブルに持ってきてくれることが多いです。
なぜならクレジットカードの暗証番号が必要で支払いが完了しないことが多いからです。
手書きでサインをレシートに書くのはミラノではほとんどありません。
心配な方は直接レジへ行って支払いを行うなど対策を取ってください。
レストランのレシートにはレストランも住所も電話番号も記載されているか確認して手元に残しておけば大丈夫でしょう。
ショッピングにて
せっかくの海外旅行、タックスフリーもできますし、何より好きなブランドが日本と比べて割安でゲットできますし、海外旅行記念に高級ブティック街でショッピングされたい気持ちもすごくよくわかります!
せっかくのご褒美で、テンションも上がって楽しい旅行で終われるように、気はちゃんと引き締めて注意はマスト!狙われにくくなるように防犯対策は取ってくださいね。
あと、スーツケースと一緒に移動の際にブランドの紙袋をぶら下げて移動するのもお勧めしません! 不慣れな観光客をアピールしているようなもんです。
気をつけるポイント
☆ 買い物した時は、買い物袋を見せびらかすように歩き回らない!
いつから後を付けられているか分からないので、時々周囲を見てどんな人がいるのかあらかじめ
ちょっとチェックすること。後もしっかり振り返ります。
日本だと人をじろじろ見るのは失礼だと思いますが、イタリアでは堂々とみて大丈夫です。
周りにどんな人がいるのか人間ウォッチをする気分でチェックすればOK。
イタリアの美男美女は見られることが当たり前なので、別に嫌な気になる人の方が少ないですよ!
ただし、
かっこいいからといってまじまじみすぎて気を取られたり、ナンパされたスキに狙われないようにそれも注意してくださいね。笑
最近はイタリアでもナンパ率がかなり減ってますが、馴れ馴れしく話しかけきたり、ぶつかったり、ドンと押してきて窃盗することも。
★ 財布を開ける時に現金がたくさん入っているのが見えるような仕草をしない。
財布もさっと開けて、中身が見えないように自分側に隠してなど対応する。
★ 高級ブティックで買い物して紙袋が増えた場合は、いったんホテルにタクシーで戻る。
★ ブティック周辺の5星ホテルに滞在している場合は、頼めばデリバリーをしてくれるので荷物が多くなるようであればブティックの定員にデリバリーを頼んでホテルの部屋に運んでもらう。
★ 他にも立ち寄りたいところがある場合は購入した後、ブティックに預けてもらえないか交渉する。 (同日のみだったら対応してくれるところが多いです。)
→ イタリアでは「自分は金持ちです。」的なアピールはしない方が危険を避けられます。
お買い物をした後はタクシー移動などでさっさと身を隠すと、跡もつけられにくいです。
買い物は紙袋1つ、2つくらいでしたら日中は問題ないですが、楽しんだら一旦、荷物はホテルに持っていく。とにかく長時間人目に晒すことは避けてください。
ホテルにて
残念ながら、ホテルの部屋からショッピングで買ってきた紙袋がなくなっていたとか、
貴重品が盗まれたとかの話は聞いたことはあります。
事前にチェック
ホテルを予約する前に口コミで被害にあっている人がいないかチェックをしてください。
4星であっても口コミで決定的な被害があったホテルは避ける!
ホテルでチェック
部屋の金庫が壊れていないか確認チェックして利用する。金庫が持ち運びされるようなものは信用しない。
戸締りのチェック!オートロックじゃないホテルの場合は気をつけて。
ホテルでこんな被害に遭うなんてそもそも考えられないですし、コチラが対策できることは限られてしまうのですが、万が一何ができるかを考えてみました。
わたしたちができることは
★ 大型ホテルの場合、レセプションで対応する人の名前のチェック
★ ホテルロビーにどんな人がいるかチェック
こんなことはほとんどないと思いますが、万が一呼び出してもいないのに係員が入ろうとする場合は・・・
★ ドアのチェーンをつけたまま対応する。理由をちゃんと聞く。
★ まずは受付に電話をして本当に来る必要があるのか確認する。
言葉ができなくて状況が全く判断できない場合はそもそも安易にドアを開けない!
★ ドアを開ける前に、貴重品など金庫に入れとくか、わからないところに隠すなど対策をとる。 ★ 中に入れる前に警報機がどこにあるかチェックする。
★ 部屋に入る人に名前を聞く。できたら写真を撮る、写メする時に音が出る場合は、ビデオを取って本人を撮るなど証拠が残るようにする。
思いもよらないことって油断しているときに起こりやすいですが、スマホで証拠が取れていたら後で訴えやすいので意外と便利かと思います!
夜のマナー
夜、高価なものを身につけている場合はタクシー移動が基本
特に女性だけの移動で、高級時計、宝石を身につけている場合は地下鉄での移動など人目に晒す行為は避けてください。
ちなみに、アメリカに住んでいた時、アラブ系のお金持ちの子から教えてもらったんですが、
地下鉄での移動中はネックレスは洋服の中に隠し、指輪はひっくり返して人目につかないようにしていました。これ、結構使えますw
宿泊先からレストランまではタクシーで身の安全を買うと言う心算があればOK!
神経質になることはありませんが、目的地までの治安は、旅行者だと分からないので冬時間は夜8時以降は気をつけて、夏時間は夜9時以降は気をつけてください。
カジュアルな服装で出かける際は、貴重品は最小限にまとめて身軽に、バックはコートの下に隠すなどして行動いただくと良いでしょう。
宿泊先から食事する場所が遠い場合は、行きは地下鉄を使うとしても、帰りは必ずタクシーかウーバーで対応ください。
ミラノ市内は特に女性が夜遅く出歩いていても犯罪に遭うケースはかなり減っていますが
アフターコロナで失業者も増えているため防犯対策を心がけてくださいね。
最近のミラノ・・・
駅や公共交通機関など人の集まり場所や、これまで被害が多い場所にはカメラ監視が設置されている場所がとても増えています。
例えばマルペンサ空港行きのマルペンサエクスプレス車など各車両に監視カメラがありますので、スーツケースもちゃんとチェックできる場所に置いていれば神経質にならないで済むようにはなりました。
カメラの設置場所は、プロもわかっていますのでそういうところには近づきません。
また、電車のチケットも必ずチェックに来る特殊な電車は防犯対策もある程度できている方です。
が、ちょっとカメラの視界に入らない場所とかも彼らはわかっているのでそういったスキが要注意です。
必需品がたくさんあるバックは手から話すとアウトです。
ちゃんと、狙われない行動をしていれば相手は手を出してきませんのでとにかく気を引き締める。周囲をいつもチェックすることを心がけてみてくださいね。
他の都市に移動の際は、わたしも気をつけます。
住んでいない場所は基本的に無知ですからローマやナポリ、そしてたくさんの人種で溢れるパリやロンドンなども言葉も慣れていないのでもっと気をつけます。笑
万が一に備えて
イタリア人の姑に教えてもらったのですが、彼女もパリで4回ほど財布を盗まれたことがあるそうです。 笑いながら説明してくれた時には驚きました・・・。笑
大事なのは、現金を財布1つにまとめないこと。公共の場での支払い時はなるべくコインケースからなど。
例えばパスポートのケースにクレジットカード1枚と、50ユーロを忍ばせてホテルの部屋の金庫に入れておく。
パスポートや利用するクレジットカードの両面をコピーまたは写メをしてスマホやPCのファイルに保管をしていたり、自分のメールアドレスの下書きにPDFで保存しておくなどして
もし万が一、被害にあったとしても対応ができるように準備しておくといいでしょう。
滞在地に一番近い日本国領事館や大使館がどこにあるか、電話番号などを控えるかすぐに検索できるようにしておいてください。
近年はいつテロが起こったり、暴動が起こるかわかりません。ニュースのチェックと同じように日本語での情報源はあったほうが得策です。
また、日本大使館や領事館など安全の手引きなどの資料を配布されているので、そちらに目を通されるのもいいかと思います。
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今回はちょっとしつこいくらい事例と気をつけることのできる対策をいくつもご紹介しました。
気分はおせっかいおばちゃんです。笑
当たり前のものから、そこまで気をつけなくちゃ?と思うものまでいろいろあったと思いますが、その場の状況で臨機応変に対応できる心構えがあるだけ狙われる確率は減るかと思います!
常に気をつけて行動をとることを忘れないでいただければ、あとは思いっきり楽しんでくださいね! メリハリつけて充実したイタリアステイになりますように~♡